「あなたの家の排水、実は農家が払ってる?」弥富市の”見えない負担”と”逃げる答弁” 〜財政「注意」警報の中で、市役所は何を隠しているのか〜
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数字のマジック:「負担はたった1%」? いいえ、今の農家にとっては死活問題です。市は金額の羅列で「痛み」から目を逸らしました。
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「検討します」の正体:「機会があれば広報する」=「積極的にはやりません」。市民に真実を伝える責任を放棄していませんか?
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財政の時限爆弾:東海財務局から「注意」判定。巨大事業と防災コストの板挟みで、弥富市の財布は限界寸前です。
「知らなかった」では済まされない未来が、すぐそこまで来ています。
数字を並べて「現実」を語らない市役所。 〜排水事業・農家負担をめぐる「噛み合わない」議論〜
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負担の不可視化 議員は「農家の重い負担」を訴えましたが、課長は「制度と予算額」を答えるのみ。生活者の実感に基づいた議論が避けられました。
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広報への消極姿勢 非農家住民に「排水の仕組み」を知ってもらう提案に対し、市は「機会があれば」と受動的。市民の理解を深めるチャンスを逃しています。
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財政リスクの無視 駅整備や公共施設更新で財政が悪化する中、不可欠な排水インフラをどう維持するのか。もっとも重要な将来不安に対し、明確な回答はありませんでした。
「安全な暮らし」の裏にあるコストを、直視する時です。
💧 その水、どこへ流れる? 💧
🌾 農家の負担に「フリーライド(ただ乗り)」 市街地の排水を支えているのは、実は農家です。
🤫 「検討します」で終わらせるな 具体的な広報計画なし。市は本気ですか?
📉 財政「注意」レベル! 借金増・防災・維持管理。 トリプルパンチに耐えられますか?
排水対策:佐藤議員の提案 vs 市の回答(はぐらかし)
「やっているフリ」の答弁では、ゼロメートル地帯の命は守れません。 本質的な議論と行動を求めます。
1. 産業振興課長の答弁:数字の羅列で「重い負担」をはぐらかす
上田産業振興課長は、排水を担う土地改良区の運営資金、負担割合、市からの補助金の額について、具体的な数字を挙げて説明しました。しかし、この答弁は**「お金がかかっている」という事実を示す一方で、「その負担が農家にどれほど重いか」という問題意識**から逸脱しています。
- 佐藤議員の質問の意図: 農家が負担する1%という割合が、非農家には理解されていないこと、そしてその負担が農家にとって非常に重いことを指摘し、市民全体への情報提供を求めている。
- 課長の答弁(はぐらかし): 「改良区負担0%」「地元負担1%」といった**「割合」や「補助金の額」という事実を正確に説明。 「農家の皆様の負担となっております」と事実**は認めている。
- 分析: 課長は、議員の質問に忠実に答えていますが、その答弁は**「制度の概要」に終始しています。議員が懸念しているのは、「1%という数字が農家にとってどれだけ重いか」という負担の実態です。例えば、「この1%負担が、農家の平均的な年収に対してどれくらいの割合になるのか」といった具体的な影響には全く触れていません。 数字を並べることで「十分説明した」という体裁を保ちつつ、「負担の重さ」という議員の訴え**をはぐらかしています。
2. 産業振興課長の答弁:抽象的な言葉で「具体的な行動」をはぐらかす
佐藤議員は、非農家住民に農家の負担を知らせるために**「広報などを検討してはどうか」と具体的な提案をしました。これに対する課長の答弁は、「検討します」という事実を述べながらも、「いつ、どのように」という実行の約束**を避けています。
- 佐藤議員の提案: 「非農家の方に農家の負担を知ってもらうために広報などを検討してはどうでしょうか。」 「今後は、弥富市として排水対策の重要性をPRしていただけるようお願いします。」
- 課長の答弁(はぐらかし): 「今後、広報などで…周知をする機会がございましたら、併せてお知らせをさせていただきたいと考えております。」
- 分析: 「検討」という言葉は、行動を約束するものではありません。「機会がございましたら」という表現は、「機会がなければやらない」という可能性を示唆しており、非常に受動的です。 これは、「議員の提案は受け入れます」という事実を伝えながらも、「いつ、どのように実施するか」という具体的な約束を避けることで、市民への周知という責任から巧みにはぐらかしています。
3. 議員の「諦め」
- 議員の訴え: 「東海財務局の報告」を引用し、市の財政が「注意」レベルに悪化しているという客観的な事実を提示。 排水事業が「長期的に弥富市に大きな課題」であると、将来的な財政負担に言及。
- 市の対応: この重要な指摘に対して、市側からの明確な答弁は記録されていません。議員は一方的に自身の意見を述べ、**「PRしていただけるようお願いします」と「要望」**の形で質問を終えています。
- 分析: 議員が**「財政負担」「海抜ゼロメートル地帯」「防災対策」といった複数の重要課題を結びつけ、排水事業の「長期的な維持」が困難になる可能性を示唆したにもかかわらず、市側からの応答がないことは、議論を避けるという不誠実な姿勢を示しています。 議員が質問ではなく「お願いします」という「要望」で発言を締めくくっている**のは、これ以上質問しても明確な答弁が得られないという諦めの表れと解釈できます。
この質疑応答は、市側が**「やっていること」という事実を羅列することで、「なぜそれが市民の負担に直結しているのか」「将来、その負担にどう向き合うのか」という、市民の命と財産に関わる本質的な問題**をはぐらかしていることを明確に示しています。
排水事業です。
弥富市の排水を担っている土地改良区の運営資金、負担割合など事業の概要と弥富市からの補助について詳しく説明してください。
(上田産業振興課長)
排水を担う土地改良区の運営資金につきましては、直近の令和2年度の内容としまして、管内の4土地改良区による決算の合計としまして約4億3950万円になります。
次に負担割合による事業概要につきましては、県営事業の場合は、幹線排水路や排水機場など高い公共性を有する施設は、改良区負担0%。用水施設や、また排水施設など、受益者が特定されるものにつきましては、最小限の負担である1%になります。
また、土地改良区が行う単独土地改良事業による排水を改修につきましては、地元負担1%になります。
次に、本市から土地改良区への補助につきましては、令和4年度当初予算としまして、土地改良区運営補助金が900万円。土地改良施設管理費補助金が5250万2000円。土地改良施設整備補助金が3672万6000円を計上しております。
土地改良区とは、農地の耕作者や所有者などを組合員とする組織であり、用排水路の整備やパイプライン、揚水機場、排水機場などの土地改良施設の維持管理を行い、本市の農業生産の基盤を支えています。
(佐藤仁志議員)
1%でも実際に払う農家の負担は大きいです。非農家の方に農家の負担を知ってもらうために広報などを検討してはどうでしょうか。
(上田産業振興課長)
本市におきましては、臼井また生活排水の多くは、市街化調整区域内の各土地改良区が管理しております。排水路を経由し、排水しております。
また、議員ご指摘の通り、これらの排水施設整備費などにつきましては、その一部を地元負担金として、関係土地改良区が負担をしており、これが農家の皆様の負担となっております。
このことにつきましては、非農家の皆様の多くが、日常的に認識されていないことであると考えております。
委員より、広報などでの周知の検討をしてはとのご提案をいただきましたが、
今後、広報などで土地改良事業の紹介や周知をする機会がございましたら、併せてお知らせをさせていただきたいと考えております。
(佐藤仁志議員)。
東海財務局による報告によれば、弥富市の借金の償還能力が「やや注意」から「注意」に悪化しています原文のままに読むと、
「地域の大半が海抜ゼロメートル地帯であることから、防災対策事業を継続的に実施する必要があることに加え、
JR名鉄弥富駅自由通路整備および橋上駅舎化事業、学校等公共施設の長寿命化対策等が控えており、財政負担のさらなる増加が見込まれる。」
だから、「やや注意」じゃなく「注意」だって言ってます。
排水機の増強ということになれば、弥富市としても相応の負担が求めるのは当然であり、土地改良組合員は今農業面では非常に厳しい状況の中にあります。
この排水事業をいかに維持していくか。
長期的に弥富市に大きな課題です。
市街化区域の土地を買った方がそのことを十分知らされていないので理解できないのは当然です
私も防災講演会などで土地改良区の排水を紹介させていただいておりますが、今後は、弥富市として排水対策の重要性をPRしていただけるようお願いします
