12月定例会本会議、十四山中学校に新築で統合小学校を建設する請願 反対討論 平野広行、江崎貴大、早川公二議員(文字起こし付)

平野広行議員

1:40

16番、平野広行、請願第1号に対して反対の立場で討論いたします。

今回の請願は、請願者3394名という多くの方からの請願であり、私も重く受け止めておりますが、請願署名活動のあり方については、その手法において疑念を抱いております。

9月議会初日に市議会が提出した、再編整備方針の見直しを求める決議を受け、市長は十四山西部小学校において、最新の建築基準に基づき、1年生から6年生まで、全児童が、普通教室で学ぶことができる安全な校舎を新築する際、再編整備方針に変更しますと議会に説明をされました。

この十四山西部小学校における新築の整備方針が変更された説明が、請願書には全く記載されておりません。

委員会における請願審査における答弁においても、多くの疑問点が指摘をされております。

これでは、請願書としては、事実に沿った内容ではなく、理解できるものではありません。

現在、請願書に署名したことを悔やんでみえる方もあるとお聞きをしております。

残念なことに、弥富市議会の仕組みとして、良い悪いは別として、私はこの請願を審査できる委員会に属しておりませんので、委員会において質疑、討論することはできませんでした。

私は、4校の統合に至る経緯について、市側からの説明、議会改革協議会における市民の方からの意見陳述。

保護者代表の方からの意見陳述を受け、議会改革協議会での議論、厚生文教委員会での請願審査を傍聴し、熟慮した結果、反対の立場で討論をさせていただきます。

大藤、栄南、十四山東部西部小学校といった小規模校の統合については、令和元年5月からこどもの教育環境に関する保護者、地域役員の方々との意見交換に始まり、弥富市小中学校未来構想案を策定し、議会、保護者、一般の方への地区説明会を経て、弥富市総合教育会議にて決定をされました。

このときは4校の統合に関しては異論はなく、了承をされましたが、その後、小学校施設の整備方針が示され、統合小学校の設置場所は、十四山西部小学校とする案が発表され、地域での説明会、意見交換会を行う中で、よりよい教育環境のもとで児童を学ばせたいという思いの中で、より安全で安心できる十四山中学校跡地での統合校設置を求める意見陳述が、議会改革協議会において、小学校統廃合を考える有志の会の方により、行われました。

議会においても、当初示された既存校舎を一部改築し、新たに増築する西部小学校での整備方針には疑念があり、十四山西部小学校での増改築計画の見直し、または十四山中学校跡地に統合校を新設する方針に変更することを提案し、加えて、廃校となる小学校跡地を有効活用し、地域コミュニティの活性化および市街化調整区域での定住促進を図るための政策を推進することも含め、全会一致という形で決議をいたしました。

その後、保護者代表を中心とした小学校再編委員の方からは、令和10年4月開校を絶対条件として求める意見陳述も改革協議会にて、議会に対して行われております。

議会からの小規模小学校統合に伴う新校設立計画を見直す決議を受け、市長は当初の整備方針を見直し、十四山西部小学校にて、1年生から6年生まで全児童が、最新の建築基準に基づき、液状化対策、耐震対策を十分取り入れた新築校舎の普通教室で、学ぶことができ、また、3階には避難場所を確保し、校舎を新築する改正案を議会に示しました。

この市長の改正案を受けた後、多くの議員による一般質問にての質問答弁を通じ、私なりにこの整備方針の見直し案を検討し、また、厚生文教委員会での請願審査を傍聴し、その経過と結果に対する委員長報告を受け、今本会議での採決に臨んでいるところであります。

私としては、議会に提出された9項目にわたる請願書の内容をしっかりと精査し、校舎の安全性、通学の安全性、今後の児童数の推移、財源の問題、建設工事の問題、そして令和10年4月開校を切に望まれる。

小学校再編委員会の方からの嘆願書を熟慮し、また市長が一般質問で答弁された十四山中学校での新築も検討したが、あの痛ましい事件の関係者の心情を考慮し、市幹部と協議した結果、断念したとの答弁を聞き、市が示した再編整備方針の改正案を認め、本請願に対する反対討論といたします。

 

江崎貴大議員

1:52

請願第1号、十四山中学校跡地に、小学校再編新設することを求める請願書に反対の立場で討論します。

令和5年の春から秋にかけて、小学校の統廃合について本格的に説明会が行われ、11月に弥富市小学校再編整備方針が策定公表され、今年度になり、再編委員会の設置を経て、更なる説明会の開催や設計業務が行われております。

その設計においては、3年生から6年生は新設する、増設分の普通教室、1年生から2年生は改修する旧校舎部分の普通教室とのことでありましたが、児童の安全性、期待感を高めるためにも、増改築計画を見直すことを求め、市当局からは、新築する増築部分を増やし、全児童の普通教室、特別支援教室が全て新しい環境となり、垂直避難をするスペースも拡大されることとなりました。

無尽蔵に時間をかけられるのであれば、様々なアイディアを取り入れることができるのかもしれませんが、どこかで決断をしていかなければ、結果として長引くだけになってしまいます。

対象となる小学校の児童保護者からは、早く新しい学校に行きたいと期待をよせている方や新校への通学に関心を寄せている方も少なくはないということも考えなくてはなりません。

現状の児童推移人口動態を見ていくと、将来的には厳しい数字になっていることにも目を背けることはできず、見極めていく必要があります。

将来的に改善された場合、また次の再編の機会など、次のステージでは、新設であったり、改修部分を新築に入れ替えるなどを考慮しながらやるべきときが来る可能性もあり、その際には今回の請願者の気持ちも乗せていただきたいと考えます。

最後に、住民からのご意見やご指摘があれば耳を傾け、対策を講じ、説明を果たすことを市当局にもお願い申し上げ、請願に対する私の反対討論といたします。

他に討論のある方はございませんか。

 

早川議員

2:01

請願第1号に対して反対の討論をさせていただきます。

先ほど議長のおことばに簡潔明瞭にとありましたので、簡潔明瞭に反対の討論をさせていただきます。

先ほど、私の一般質問の市の答弁にもあった通り、こどもたちの教育環境を考えれば、計画通り十四山西部小学校で、令和10年4月は開校は絶対であります。

また、小学校再編委員会から提出されました。

遅滞ない遂行を求める嘆願書にも、計画通り、令和10年4月に開校させることとありました。

もう西部小学校で、令和10年4月開校は絶対なんですよ。

またこの請願1号には十四山中学校跡地で、令和10年4月開校は、可能である。

可能であることが確認されたとありますが、これも私の質問の市の答弁で、十四山西部小学校以外に、再編校を建設することとなった場合の、開校時期について、まずは十四山西部小学校以外に、計画を変更したことの説明、そして、新たな計画を進めるにあたり、これまで以上にこどもたち、保護者、そして地域の方々に丁寧に説明した後、基本構想を策定し、設計に入っていくこととなり、令和10年4月には間に合いませんとのことでした。

冒頭にも言いましたが、こどもたちのことを考えれば、西部小学校、令和10年4月開校は絶対あります以上、私の反対討論といたします。

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