12月定例会本会議、十四山西部小学校に統合小学校を設置する条例案 反対討論 横井克典、佐藤仁志、那須英二、加藤明由議員(発言の文字起こし付)

これより討論に入ります。

討論される方は、努めて簡潔明瞭に行っていただくことをお願いいたします。

それでは、通告がございますので、順次発言を許します。

横井克典議員

18分

5番横井克典です。

私は、議案第46号、弥富市立学校設置条例の一部を改正する条例の一部改正について、

議案第47号、弥富市運動広場条例の一部改正について

議案第48号、弥富市立学校施設開放に関する条例の一部改正について、

議案第49号令和6年度、弥富市一般会計補正予算第8号について

以上4件について反対の立場から討論を行わさせていただきます。

まず、議案第46号、弥富市立学校設置条例の一部を改正する条例の一部改正について、反対する理由を述べさせていただきます。

令和5年11月10日策定の弥富市小学校再編整備方針で、市より初めて再編設置場所は十四山西部小学校とすることが公表されました。

整備方針の中で、再編設置場所を決めるための判断基準は、公共施設保有量の推移、児童居住地の分布、子育ておよび教育文化等の機能との連携、将来的な負担、の四つの使用のみです。

この四つの偏った指標のみでは、正しい結論は導くことはできません。

本来であれば、各学校の地理的条件や、校舎の老朽化、また支持杭の深さ長さなどハード面の条件、ライフサイクルコストなどの項目も比較検討に加えなくてはなりません。

また、この弥富市小学校再編整備方針のどこを読んでも、十四山中学校跡地が再編設置場所の候補地に入っていませんでした。

その理由は、今議会12月11日の私の一般質問の後に、

市長から「ご遺族の現在の心情、また関係者の方のお気持ちを察しますと、十四山中学校として建築を進めていくことは、なかなか難しいため、市は十四山西部小学校に決めました」との発言がありました。

一番安全とされる十四山中学校跡地の候補地が、弥富市小学校整備指針で検討する以前より候補地から除外されていたことが大きな問題であります。

あの事件と再変更設置の議論は、当然分けて考えなくてはなりません。

そのため、この議論のスタート段階から、再編校の設置場所の議論が違った方向に進んでしまった結果となっております。

一方、この地域は海抜ゼロメーター地帯であり、想定される南海トラフ巨大地震による液状化や、大型化する台風、線状降水帯による洪水などの大規模災害が懸念されております。

市は9月定例会まで、増築校舎は嵩上げしないと答弁していましたが、今定例会では急遽、嵩上げすると答弁がありました。

それも委員会で何度か質問したうちで、30センチから50センチとやっと答弁ができたところで、私達が、私が考える理想の1. 5 mには大きく及ばず、全く焼け石に水の嵩上げではないかと考える次第であります。

さらに、これまで送迎バスの乗降場所も西側の児童館の周りとしていたものを、これも急遽既存校舎東側の駐車場付近にすると答弁されるなど、

市の答弁がその場しのぎになっています。

私達議員は、嵩上げやバスの乗降場所のですね、具体的な配置図すらまだ見ていない状況であります。

また、十四山西部小学校での増築と、大規模改修の詳細な工事スケジュール表、工程も、今度変更されたものを見ておりません。

入札不調が危惧される中、しっかりと工程表を吟味しないと、令和6年4月に開校が可能かどうかも、私どもは判断できません。

この情報不足の状況で、この議案第46号を、私は責任をもって判断することはできません。

また、十四山中学校跡地での新築と、十四山西部小学校での増築改築の比較検討では、液状化の影響、水害への対策、近隣への影響、バス乗降場所の利便性、工事用地の広さ、工事中の安全性、工事車両の駐車場所、周辺道路の安全性、ライフサイクルコストについて、全ての項目において、十四山中学校跡地の方が明らかに有意な結果と考えます。

そのような状況において、市が示している小学校再編の設置場所、西部小学校ですけれども、3394筆の請願署名が示しているように、保護者を初め、未だに市民から納得が得られておりません。

さきの9月定例会において、市議会は十四山中学校跡地での校舎の新築を全会一致、決議いたしました。

3394筆の署名を収集された保護者を初め多くの市民は、この市議会の決議に大きな期待を抱いています。

この全会一致の決議文は、提案理由である老朽化の問題について、現行の増改築計画では、長期的な耐久性や安全性に課題があると記し記しました。

しかしながら、これまで市が示す増改築計画では、残念ながらこの課題が解決されておりません。

市は関係している一部の市民の声だけでなく、サイレントマジョリティー物言わぬ多数派の市民の声にも耳を傾けなくてはなりません。

多くの保護者等から話を聞くと、これまでの市教育委員会からの説明では、当初から西部小ありきの説明で、十四山中学校跡地での新築校舎を設置してほしいという意見を述べる機会がなかったとおっしゃってる方ばかりです。

しかし、一般質問で教育長は概ね保護者から理解を得ていると答弁されました。

その答弁を理解することが私はできません。

市にこの3394筆の署名の重さが全く伝わっていないことを私は悲しく思います。

多くの市民の願いを無視して、拙速に進めることは、本当に弥富市のため大藤栄南十四山地区の発展に繋がるのでしょうか。

市はこの3地区の定住促進策や地域コミュニティの活性化の支援の明確な答弁を、聞いておりません。

請願署名は、小学校低学年のお母さんを初め、あらゆる世代の方々が精力的に集められた、純粋で尊いものであります。

この請願の思いを無視することは、弥富市や市議会の信頼も失うことになります。

市議会の9月定例会初日に十四山中学校跡地で、新築の校舎と全会一致の決議を1人、市民の皆さんは、市議会に大きな期待をしております。

そして、令和10年4月の開校時には大藤栄南十四山地区の全ての市民が、新たな小学校の開校を祝福できるものではなくてはなりません。

今定例会では、突如として嵩上げする発言やバスの乗降場所の変更などの発言がありましたが、全て中途半端な提案であり、抜本的な問題の解決にはいたっておりません。

また、既存校舎の安全性は全く改善されておりません。

全会一致を決議された議員の皆さん、これまでの資料の提案にぶれることなく、全会一致の決議の内容を思い出していただき、反対の意思を表明いただきますよう、いただきたいと思います。

以上の理由から、議案第46号に私は反対いたします。

次に議案第47号、弥富市運動広場条例の一部改正についてと議案第48号、弥富市学校施設開放に関する条例の一部改正について、議案第49号、令和6年度、弥富市一般会計補正予算、第8号についての以上3件は、議案第46号に関連しておりますので、反対であります。

以上四つの議案について、反対する理由を申し上げました。

最後に、議員の皆様には、公平公正な判断をしていただき、四つの議案に対して反対していただくことをお願いして、私の反対討論といたします。

佐藤仁志議員

37分

11番 佐藤仁志、

議案第47号、弥富市運動広場条例の一部改正について

第48号弥富市立学校施設開放に関する条例の一部改正について

第49号令和6年度弥富市一般会計補正予算第8号に反対の立場で討論します。

多くの住民の方は、各種報道によって、再編校は中学校跡地に作られるものだと、今でも思って、信じてみえるかたがいっぱいいます。

3点に絞ってこの不当性を、十四山西部小学校に設置し、この3本の条例について不当性を指摘します。

1点目。

そもそも、令和10年4月に間に合わないから、中学校でなく小学校っていうのは何度も指摘されて論理は破綻しています。

新築であれば、日の出小学校は実質2年で工事ができています。

なので、中学校跡地に新築するのであれば、再来年に着工すれば、10年4月1日に十分間に合います。

ところが、市長副市長は、地域の合意形成に2年もかかるっておっしゃってるんですが、

これは、中学校跡地にしたくないから、合意形成にかかるって言ってるふうに言われても仕方ないんじゃないでしょうか。

これほど地域で、地域、特に地域の皆さんが中学校がいいって言ってるわけですから、そんな時間がかかるはずはありませんなので、令和10年4月1日に間に合わないというのは論理破綻してます。

2点目。

費用対効果です。

これも、新築30億かかっても、最初っから安全で高品質な学校が使えるんです。

60年使ったとすれば年5000万です。

市の案は、ごちゃごちゃと改築をして、15億だって言ってるんですが、

例えば、既存校舎、体育館の新築そっくりさんにかけた改修費5億円、約5億円

これ、20年経たないうちに、壊すんでしょ、そうやって答弁してますから、5億円は、捨て金。

20年経ったときも、どうなるかわからない。

万が一20年たって廃止すれば、それも捨て金。

なので、誰が考えても、新築の方が費用対効果が高いのは明らかです。

3点目。

今回特に問題になってる安全性です。この堂々巡り、

結局、安全とコストを、市長は天秤にかけてるんじゃないすか。

保護者子どもに向かって、安全、この程度安全だから我慢してくださいって、そういう問題じゃないです。

伊勢湾台風以来、水が来たことがないっていう人がいますけども、それはたまたま運がよかっただけの話であって、将来に対する保障にはなりません。

だから、この新市庁舎、これは、当然海抜面よりも上。

プラス20センチとか50センチとか言ってますけども少なくとも1階の床高は、もしポンプが止まっても困らないように、堤防が多少破堤してもいいようになってます。

十四山小学校時代のこの二つの小学校、東部小含む二つの小学校が結果的に言えば、失敗だったということです。

1階の高さがマイナス1. 9とかマイナス1.いくつやってますからね。

中学校はちゃんと上にあげてるじゃないですか、

十四山村のその他の公共施設も全部嵩上げして海抜0 m前後でやってます。

弥富市はずっと嵩上げしてきてるんですよ。

これ素人の住民でも、わかる話です。

市長が急遽ですね、嵩上げって言ってますけど、結局旧校舎を残して、嵩上げですからね。

せいぜい数十センチの話ですよ。

根本的に変えない限りは無理です。

問題は、これでは、地域の防災拠点として役に立ちません。

あっちが低い、こっちが低いと、比較の問題じゃないんです。

こういうことを言うとですね、あそこが低いってことは風評被害っていうふうに言われるんですけども、あそこが低いってことは誰よりも地元の人が知ってるんです。防災の基本ですよね。

どれくらい低いかってことを具体的に知ってるってことは、

あまり風評被害っていうと十四山西部地区の住民は無知蒙昧だから不安になるようなことを言うべきじゃないっていうことですか?

むしろ住民に対して失礼ですよ。

で、せっかくね、この十四山西部地区において、中学校跡地があるんです。

広い敷地で盛土した安全なところが作ればいいんです。

そのチャンスをつぶしちゃうんですか?

大藤学区には弥富中学校があります。栄南学区には南部コミュニティセンターがあります。

十四山東部学校には支所もスポーツセンターもあります。

十四山西部学区だけが盛土して、広くて、広い防災拠点がないんです。

だから、30センチそこらの嵩上げじゃなくて、十四山中学校を売っぱらうんじゃなくて、きちんと小学校建てて、ちゃんと広くて水害でも耐えれる防災拠点がいるんです。

だから、西部小学校に防災拠点としての西部小学校でなく、中学校跡地に防災拠点を兼ねた総合を立てなければ駄目なんです。

これは、行政としてね、防災防災って言ってる行政としてあまりにもアンバランスで無責任です。

十四山地区の人に対してもとても罪深い議案だと思います。

この議案ですけども、47号48号ちょっと意味不明な条例だなと思ってて、

グラウンドだけ残して使います。ってことは逆に言うと、残りの中学校の嵩上げしたところは民間にも売却が決まってるんですか?

理解不能ですよ、これは。

49号の補正予算については、そんなようなことで、いつまでも小学校ぐちゃぐちゃなぶり続けるような補正予算については不適切です。

以上、理論的客観的に言うと、どう考えてもベストでないこと、それが変えられないってのは

これまで弥富市が進めてきたこと、これは変えられないっていうことなんでしょうか。そういうふうにしか思えないんですよ。

だけど、やはりそこは住民の代表である議会が、正しく公平に議論をし、適切な判断をするという意味においては、やはりここで一度立ち止まる。

立ち止まって、本当に未来永劫残る、永劫は言い過ぎましたけども、未来に残る夢のある安全な小学校になるということに反する議案ですので、以上を指摘して反対討論とします。

以上です。

那須英二議員

46分

7番 那須英二。通告に基づきまして、議案第46号、47号、48号、49号および57号について、以上5件、反対の立場で討論させていただきます。

まず初めに、横井議員の一般質問で、最後に市長があえて手を挙げ、答弁され、中学校の事件に触れました。

私は、当時を知る者として、そして被害者の子どもと一緒に、私の家で遊んだこともあるものとして、ここにいる中でも強い思いがあります。

あの子が、それを理由に、これから続くこどもたちに、中学校跡地で建て替えないで欲しいと望むだろうか。

そんなことはないと思います。

その上で、市長はその遺族の方と話してもないのに、何故か、あえて言われ、取り消すこともしませんでした。

今からでも訂正していただきたい。

そして絶対にそれを理由にしてはならないし、ニュアンスを匂わすだけでもありえません。

さて、議案第46号ですが、四つの学校を統合し、よつば小学校を十四山西部小学校の位置に置くというものです。

9月議会で、市議会が全会一致して決議したものと真っ向から反するものであり、その課題は重要なポイントにおいて、ほとんど解決されておりません。

決議内容として、弥富市議会は、現行の十四山西部小学校の増改築計画を見直し、来年閉校となる十四山中学校跡地に変更をして新設する方針に変更することを提案する。

また、統廃合される4校の跡地を有効活用し、地域コミュニティの活性化及び市街化調整区域内での定住促進を図るための政策を推進する、以上を決議すると書いてあります。

この決議を全員賛成のもとで決議して、その地域のお住まいの保護者の方だと思われますが、この匿名でしたけども、おそらく全員にはがきを送られ、感謝の意が記されていました。

本日、佐藤仁志議員から預かりました、こういう葉書が皆さんのところに届いているはずです。

そして、しかし、その舌の根も乾かないうちに、この12月議会で西部小学校の位置にという議案が出されてきたわけです。

改善はもう市が提示し、新校舎の部分を増やして、児童全員が入れる普通教室を全て新校舎に入れることにした、といいますけれども、その改善案は、行き当たりばったりとされる脆弱なもので、決議内容の課題は解決されていません。

決議の理由では、老朽化の問題についても、児童の安全確保についても、跡地活用の有効性についても、課題はクリアになっていません。

また付帯事項としては、定住促進が挙げられておりましたが、今回の議会での行政の答弁では、

令和17年ごろには全学年1クラスになることが予想され、その頃には特別教室も新校舎に入れられる。あるいはリフォームした校舎を取り壊すだけで、新しく作り直すことはしないんだというような趣旨の回答であったかと思います。

この地域において、定住促進を全く考えていない。

諦めてしまっている姿勢が取れる答弁でした。

市街化調整区域において、人口を増やすというのは簡単ではないとわかりますけども、だからといってこのような後ろ向きの姿勢で、何も手を打たないのであれば、余計に人口は減っていきます。

ましてや、標高に大きく不安のある場所に、わざわざ4校統合校を持ってくるようなセンスでは、弥富市は防災に対しても真剣に向き合っていないと捉えられ、弥富市から転出を考える人もいると思います。

現に、SNS上では、委員会採決後に既にそのような投稿も見かけました。

またもう一つ言っておかなければならないのは、弥富市中、どの学校も海抜マイナスであるから、今更マイナス1. 9mの場所に建てるのは問題ない。という認識です。

その認識は、行政側も議員も、今すぐ改めるべきだと思います。

そもそもマイナス0. 6 mの浸水しても、上半身が水面にでられるものと、マイナス1. 9 mで、大人でも水没する高さと、危険度を等しく考えること自体がナンセンスです。

学校保健安全法の関連では、水害リスクを踏まえた学校施設の水害対策の推進のための手引きというものがあります。

これは、東日本大震災を受けて、その改善のために国が提唱しているものになります。

それの3章の1-2の部分に、「移転等の検討を行う場合の留意点」が明記されており、まさに今の弥富市における問題が書かれています。

その中には、「学校統合等に伴う施設の移転に当たっては、児童生徒の通学距離や学校と地域の関係を十分考慮した上で、相対的に洪水等の浸水による影響が少ない場所を選ぶことが重要である。

特に高頻度で浸水が想定される区域や、低頻度でも水没など、壊滅的な被害が想定される区域、」

これ弥富市のことだと思いますが、「浸水発生時に長時間孤立が想定される区域は、特段の事情がない限り、移転先の敷地として、選定することを避けるべきであるこれにより、児童生徒等の命を守るとともに、豪雨等の水害を想定したマニュアルの作成や防災訓練の実施、災害発生時の緊急時対応など、学校現場での負担軽減をできる」というふうに書いてあるんです。

国の指針からしても、相対的に浸水による被害が少ない場所を選ぶべきとして、浸水時に長時間孤立される場合は、移転先として避けるべきと書いてあるんですよ。

普段、国の指針は、おおよそ遵守する弥富市がなぜ、防災、安全上の問題、学校の問題ではこれを守らないのか。

また、だからこそ、これからつくる学校においては浸水しないようなところにしっかりと備え、体育館も含めて、仮に例え、堤防が決壊しても避難所としての機能が果たせるようなものにしていくべきなんじゃないでしょうか。

それを、どこでも同じだからではなく、だからこそ、新しく作るものは安全なものを。ということにしていかなければならないんですよ。

その方針を打ち立ててこそ、弥富市の安心安全を、その姿勢を見せることができるんじゃないでしょうか。

ここが分水嶺です。

弥富市の水害に対しての本気度が試されているんじゃないでしょうか。

最後に、議員の皆さんに問いたい。

今の市が出している案が本当に最善でしょうか。

もし仮に遅れたとしても、例えばその間、今の学校で、あるいはどうしても男女のバランスだと言われるならば、

その間だけ大藤栄南、十四山東部西部とこの2校のどちらかでバスを使って送り迎えして、暫定的な措置を行えば良いじゃありませんか。

安心安全、すなわち命とスピードどちらが、重いんでしょうか。

いうまでもありません。

スピードですか。

また、浸水問題では、確かに弥富市は排水機が強固なものがありますけども、排水機は、堤防に堤防決壊に対しては無力です。

この浸水想定がされる弥富市の学校で一番真っ先に考えなければならないのは安全対策であり、その前提を、新築だとお金がかかるとか、コスト的な理由で最初から外していた計画がうまくいくはずがありません。

まして4校1校にする統合校でケチって、防災上に不安を残すなんて論外です。

しかもですよ。

JR名鉄弥富駅の問題で、議論されているその時期に、自由通路にはお金をいとめをつけずに行って、学校にはケチって中古を残すこれは論外以外の言葉が出てくるでしょうか。

最大の大罪は、中学校初めに除外し、安心安全、命のコスト、お金を優先した行政、

いいですか、重要なのでもう一度言います。

命よりお金を優先した行政にありますが、

その行政が判断を誤ったときに、最大限の力を発揮すべきなのは、私達市議会議員、市議会です。

今こそその力を発揮すべきときじゃないんでしょうか。

この弥富市の安全対策は、現時点での最善、ベストを尽くしきるべきです。

それを差し置いて、市街地に近いだとか200 mの円をかいたら人口が一番多いだとか、この四つの視点でどうだと言われていても、最初から論外だったわけです。

ましてや中学校跡地という、その四つの視点の中でも、概ねクリアできて、何より高さが確保できる、現時点ではベストな立地条件のある中学校の後に、よつば小学校は建てるべきです。

皆さん、想像力をふくらませ、自分が1人のこどもを持つ親として、自分自身として考えてほしい。

変なしがらみや党派とか派閥とか関係なく、有権者に託された議員として、その手を胸に目を閉じて考えてみてほしい。

そしてその良心に従って判断してほしい。

本当にこのままの案で良いんですか。

今ならまだ立ち上がって、この計画を見直して、最大限の安心安全を担保したものにすることができるじゃないですか。

だからどうか、その良心に従って判断していただきたい。

議案第47号48号については、十四山中学校のグラウンドを貸しグラウンドにするということだけれども、すぐさま中学校跡地は、さっきの議案で述べた理由により、よつば小学校等を考えていただきたいので、賛同することはできません。

議案第49号の補正予算ですが、よつば小学校の設計変更に伴うものが含まれています。

これが大きく、安心安全を担保するものであり、弥富市議会決議の課題をクリアーするものであればよかったかもしれませんが、そうはなっておりません。

仮に1万歩ぐらい譲って、どうしても西部小学校の位置に置くというのであれば、苦し紛れの30センチとか50センチとか、嵩上げするとかそういうことじゃなくって、

最低限度、例えば南側のグラウンド、液状化しないように大きく嵩上げして、海抜より高いものにして作るとか、あるいは床面がせめて浸水しないように、学校自体を高くするピロティ形式をとるべきです。

その際にも、旧校舎と接続すると無理が出るので、やはり南側を使うしかないと思います。

その間の授業は、バスで十四山東部小学校等で対応すれば、工事中の事故なども防げると思います。

設計変更するならそれぐらいの誠意と覚悟を見せて欲しいと思い、反対討論とします。

そして、議案第57号につきましては、先ほど板倉議員が申し上げた通り議員や特別職の報酬アップの予算が含まれております。

理由は先ほど板倉議員がおっしゃいましたので割愛しますが、以上のことにより、反対討論とさせていただきます。

加藤明由議員

1:10

続きまして、議案第46号弥富市学校設置条例の一部を改正する条例の一部を改正について

弥富市議会は、9月定例会の発議第3号で、弥富市小学校統合に伴う新校新設計画の見直しと、地域コミュニティ活性化および定住促進の推進を求める決議について、全会一致で可決をされております。

わずかに3ヶ月前のことであります。

この決議内容は、不安を軽減し、期待感を高めるため、現行の十四山西部小学校の増改築計画を見直し、来年閉校となる十四山中学校跡地に新校を新設する方針に変更をすることを提案するとされております。

9月の定例会の前、7月10日には議員9名で、海津の小規模校を統廃合校に関する取り組みを勉強させていただきました。

4月に開校した海津小学校は、日の出小学校と同様な近代的な教室、極めて安全対策に配慮された合理的に設計されたスクールバス乗り場。

を見学し、その後に十四山西部小学校の現状を確認したところ、大半の議員が、心が揺れたように見受けられました。

現段階では、スクールバスの台数も決まってない中で、狭い校庭敷地でどのように安全を確保していくのか不安が残るところであります。

見切り発車は避けるべきです。

安全確保は最優先課題であります。

マイナス1. 9メーター。伊勢湾台風の被害状況を自分の目で見てきた経験から、極めて当たり前のことでございますが、一番低い場所は、一番先に水没をし、排水しても、一番最後まで水没状況が残ることが全く理解をされていないように思われます。

これは議論もされておりません。

水害の被災地は、当然水の引いた場所から災害復旧工事が始まり、一番後回しになることは当然のことで、なぜそのような場所に公共施設をつくるのか理解ができません。

平成28年10月弥富市議会総務建設経済委員会は、茨城県常総市の行政視察に行っております。

水害により、鬼怒川堤防が決壊し、常総市の新庁舎が建設から1年も経たないうちに、1階が水没し、庁舎の復旧作業に要する費用が8500万円もかかってしまった。

これらを、議会は視察に行っております。

これらの視察で得た教訓を議論、検討も行われない。

何のための行政視察であったのか。

弥富市の未来を選択するはずの統合校の建設について、この弥富市の行政として適切な意思決定過程が行われなかったことを改めて指摘し、反対討論とします。

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