弥富市議会 入札問題特別委員会報告:露呈した安藤市長の「隠蔽体質」と議会の「機能不全」
4月20日に行われた弥富市議会「公共工事入札問題調査特別委員会」において、弥富市の悲惨な現状と無責任さが明るみに出ました。
一言で申し上げれば、安藤市長の後ろ向きな「隠蔽体質」と「公約破り」、そしてそれを許容しようとする議会の「機能不全」が浮き彫りになった、非常に残念かつ深刻な委員会であったと言わざるを得ません。
問題の核心:進まない内部検討と「第三者委員会」の骨抜き
根本的に何が問題かと言えば、市内部の「官製談合再発防止対策検討委員会」での議論が全く進んでいないことです。
あろうことか、安藤市長は自身の記者会見で「第三者委員会の設置」を大々的に公約しておきながら、市の内部検討委員会では**「第三者委員(外部有識者)に意見を聞く程度で済ませられないか」「参考意見を聞く程度にできないか」**と議論していたというのです。
これに対し、私が「公約はどうなったんだ」と厳しく追及すると、ついに市側の本音が飛び出しました。
この議会の特別委員会に諮り、「その程度でいいんじゃないか」と承認をいただければ、第三者委員会を骨抜きにしてしまおうと企図していたのです。 これは**シンプルな「公約破り」**です。
しかも、市長自らが決断したと言わず、「議会の了解を得たのでそうしました」と議会へ責任転嫁しようとする、とんでもない実態が明らかになりました。
私(佐藤)の追及ポイントと市の不誠実な対応
本日の委員会では、私から市に対して以下の点を中心に厳しく質疑を行いました。
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初動の圧倒的な遅れと「逃げの姿勢」 元建設部長が官製談合に該当する事件を起こしたとして、警察から市へ通告があったのは昨年11月下旬です。普通の市役所であれば直後から検討を始めるはずですが、安藤市長は2月の逮捕・記者会見まで、口をつぐんでいました。記者会見で苦し紛れに「第三者委員会をやる」と公約したに過ぎず、完全な無策でした。
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過去の入札データの全面開示要求 現在の入札制度を検証するためには、客観的なデータの検証が不可欠です。2006年以降の入札の変遷や運用状況について、議会として資料の開示を強く求めました。
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「第三者委員会」の完全公開と情報開示の拒否 「完全公開、傍聴の許可、資料の市民への公開はするのか」と問いただしましたが、市側は言葉を濁すばかりです。市長自身も明確な答弁を避け、自らの責任から逃げる姿勢に終始しています。
他の委員からも、若手職員へのコンプライアンス研修の不足や、枠組みを議会に丸投げしようとする市の無責任な姿勢に対して、厳しい批判が上がりました。
議会の「無能さ」か、それとも「悪質なる擁護」か
さらに深刻なのは、議会側の姿勢です。
第三者委員会の設置について、議会に判断を委ねたいなどという市長からの提案はあり得ません。
そして、その提案を受けた委員長・副委員長をはじめとする多くの議員が、その提案を聞き入れること自体が異常です。
市長の公約破りを議会が認めることで市長を擁護しようとしているのなら極めて悪質です。
仮にこれを「審議すべき正当な提案」だと考えているのであれば、法律も世間の常識も全く理解していない深刻な無能さと言わざるを得ません。
「内部調査で十分」に透けて見える真の狙い:氷山の一角に対する「隠蔽工作」
安藤市長と副市長、そして議会の正副議長や特別委員会の正副委員長は、今回の官製談合事件において「市の内部調査で十分だろう」「外部の意見を聞く程度でいいのではないか」と考えているフシがあります。
もし本気でそう思っているのだとしたら、「官製談合防止法」の趣旨に対する認識間違いも甚だしいと言わざるを得ません。
しかし、事態は「単なる認識不足」よりもさらに悪質である可能性が高いのです。
彼らが頑なに第三者委員会を設置したがらない、あるいは設置されたくない本当の理由は、今回、愛知県警と名古屋地検特捜部に摘発された3件以外の談合事件にメスを入れられたくないからではないでしょうか。
摘発された3件は、言うまでもなく**「氷山の一角」**にすぎません。
その水面下には、より多くの、あるいはもっと悪質な官製談合事件が隠れていることは容易に想像がつきます。
第三者委員会を設置して徹底的なメスを入れれば、そうした余罪や、談合を許し、助長してしまう現在の弥富市の腐敗した体制そのものがあぶり出されてしまいます。
それを恐れ、体制に一切メスを入れず不問に付すために、意図的に第三者委員会を避けようとしている——つまりは「さらなる巨悪の隠蔽」を目論んでいると捉えられても全くおかしくない、極めて異常な事態なのです。
「談合体質」を理解していない市幹部の深刻な能力不足
元建設部長の犯罪の有無は今後の公判で確定するとしても、少なくとも業者が談合したことを認めた時点で、そういう入札条件や環境を維持していた**「弥富市が談合体質である」という事実**が判明したのです。
この根本的な問題を放置し、氷山の一角の下にあるさらなる闇を隠蔽しようとしているのだとすれば極めて悪質であり、その基本すら分かっていないとすれば、市長や市幹部には行政を担当する能力がありません。
長年官製談合が続けられてきた疑惑も含め、もはや市長や議会の政治問題にとどまらず、弥富市民として恥ずかしい事態です。世間や日本中に対して「いい加減にしてほしい」と強く憤りを感じます。
今後に向けて
次回の特別委員会は5月29日に予定されており、その前に委員間での事前協議を行うこととなりました。
今回の事件は、一部の職員の個人的な問題ではなく、市の組織そのもののあり方が問われている重大な事件です。
安藤市長の「隠蔽体質」をこのまま見過ごすわけにはいきません。
市民の皆様への背信行為を許さず、市としての究極の管理監督責任を追及し、徹底した情報公開と実効性のある再発防止策を迫ってまいります。
【お知らせ】 4月20日に行われた特別委員会で明るみになった、この弥富市の悲惨な状況と無責任さについて、詳しくは1週間程度でYouTube動画として公開する予定です。ぜひそちらもご覧ください。
