🎈【こども支援者へ特別企画】0~2歳児の「わくわく発達学」
〜自我の芽生え(イヤイヤ期)を、一生の土台に〜
日々の保育や支援の現場で生まれる「どうして?」が「なるほど!」に変わる、驚きと発見の2時間。0〜2歳児の心と脳の発達の秘密をひも解き、明日からの支援や保護者対応をもっとワクワクするものに変えませんか?
💛 こんな方におすすめの講習会です!
- 保育所・こども園・幼稚園にお勤めの方
- 子育て支援施設、児童福祉施設等のスタッフ
- 地域で子どもと家庭をサポートする立場にある方
開催概要
- 日時: 2026年5月31日(日) 13:00〜15:00(予定)
- 場所: 弥富市農村多目的センター(弥富市荷之上町川田56)
★ プログラム内容
① 専門家レクチャー:脳と愛着の黄金期 0〜2歳は脳が劇的に発達する大切な時期。支援現場で直面する「イヤイヤ」は順調に自我が育っている証拠です。専門家が、子どもに一生モノの安心感を育む関わり方と、保護者へ発達の意義を分かりやすく伝えるためのヒントを解説します。
② 現場の知恵をシェア:事例&お悩み座談会 「こんな時、どう対応してる?」「保護者への伝え方が難しい…」など、現場ならではの悩みを小グループで共有。「うちの園でも同じ!」と共感し合いながら、多様な視点から「新しい支援のヒント」を見つけ出します。
〜人生の土台を創る「初めの100ヶ月」をみんなで支えよう〜
子どもたちが安心して挑戦し、健やかに成長できる**「こどもまんなか社会」**。それを弥富市で実現するためには、家庭への支援はもちろん、地域全体で子どもたちを育むネットワークが欠かせません。 子どもと社会を繋ぐ専門職の皆様へ向けた「5つの提言」と、現場の保育・保護者支援に今日から活かせる「3つの実践ヒント」をお届けします。
✨ 支援の輪で創ろう!「こどもまんなか社会」5つの提言
- 子どもの「権利と尊厳」を保育の真ん中に 子どもの声なき声に耳を傾け、気持ちを最優先する文化を、現場から地域へと発信しましょう。
- 安心を土台に、挑戦を応援する環境づくり 私たち支援者が確かな「安全基地」となり、子どもたちの「やってみたい!」を後押しする環境を整えましょう。
- 多機関協働による、切れ目のない支援を 妊娠期から産後ケア、そして幼保小への移行など、途切れることのないサポート体制を地域で連携して構築しましょう。
- 子育てを頑張る「保護者」の幸せを全力で伴走支援 大人の笑顔が子どもの一番の栄養です。レスパイトケア(休息)の提供や、気軽に相談できる居場所づくりを通して保護者を支えましょう。
- 地域みんなで子どもを見守る「温かい社会」をつくる 子育てを家庭という密室に孤立させないために。支援施設がハブとなり、地域社会と家庭を繋ぐ架け橋になりましょう。
💡 現場と保護者支援に活かせる!「3つの実践ヒント」
日々のちょっとした関わりの工夫や保護者への声かけが、子どもの豊かな心を育む大きな力になります。
🎈【ヒント1】小さな「自分で決める!」を応援しよう 子どもの「やりたい」「嫌だ」という心の声を尊重することが、自己肯定感に繋がります。
- 「やりたい!」を否定しない: 安全を確保しつつ、「どうしたらできるかな?」と子どもの挑戦をサポートする環境を構成しましょう。
- 「嫌だ!」に寄り添う: 無理強いせず理由を探り、その姿を「成長の証」として保護者にも肯定的に伝えましょう。
- 日常に「選択肢」を: 保育の中で「どっちのおもちゃで遊ぶ?」など、自分で決める経験を意図的に取り入れます。
🎈【ヒント2】「遊び」は最高の「学び」!プロセスを評価しよう 遊びの中には、未来を生き抜くための学びがぎっしり詰まっています。
- 「不思議!」を共有: 支援者も一緒に驚き、試すことで、子どもの好奇心や探究心を刺激します。
- 結果より「工夫(プロセス)」を褒める: うまくいかなくても「よく考えたね」「最後まで頑張ったね」と過程を認める声かけを、保護者にもモデルとして示しましょう。
🏡【ヒント3】親子にとっての「心の安全基地」になろう 温かい愛着関係が成長の土台です。そして、保護者の方も一人ではありません。
- 言葉にならない「サイン」に気づく: 子どもの表情やしぐさの微細な変化をキャッチし、適切に応答することで深い安心感を育みます。
- 一番の「子育てのパートナー」として: 保護者が抱える悩みや不安を否定せず受け止め、「いつでも相談していいんだ」と思える信頼関係を築きましょう。
この理想を現実にするためには、日々子どもたちと最前線で向き合う皆様の力と、専門職同士の繋がりが不可欠です。弥富市の未来を育むために、私たちにできることを一緒に見つけていきませんか? 皆様のご参加を、心よりお待ちしております!
講座の背景にある大切な考え方
「初めの100ヶ月の育ちビジョン」とは?
「初めの100ヶ月」とは、母親の妊娠期間(約10ヶ月)+ 0〜6歳(84ヶ月)+ 小学1年生(約10ヶ月)を合わせた期間のことです。
人の脳は環境の影響を強く受けながら発達します。特に乳幼児期は、脳が柔軟に変化する「感受性期」と呼ばれ、この時期の環境と体験が、生涯にわたるウェルビーイング(心身・社会的な幸せ)の土台を築く極めて重要な期間となります。
📊 なぜ今、社会全体で支える必要があるのか?
日本の物理的な子育て環境は世界トップレベルである一方で、心や社会との繋がりには大きな課題が浮き彫りになっています。
① 子どもの心のSOS
OECDの調査(2020年)によると、日本の子どもは「身体的ウェルビーイング」は38カ国中1位である一方、自己肯定感などの「心理的ウェルビーイング」は37位と深刻な状況です。
② 孤立し、疲弊する保護者たち
ベネッセの調査では、子どもへの愛情は変わらないものの、子育てに対する「不安」や「負担感」がこの20年で急増していることがわかります。
| 母親の子育て感情の変化 | 2000年 | 2022年 |
| 子どもがかわいくてたまらない | 95.9% | 98.1% |
| 将来うまく育つか心配になる | 59.7% | 76.7% |
| 子どもが煩わしくてイライラする | 60.6% | 70.9% |
| 子育てのために我慢ばかりしている | 37.5% | 60.6% |
「子育ては家庭だけのもの」という価値観のままでは、親は孤立し、次世代(Z世代)が「育てる自信がない」と子育てに希望を持てない悪循環に陥ってしまいます。
✨ だからこそ、私たち「支援者」の出番です!
ある研究(東京大学・山口慎太郎氏)では、保育園などの外部支援を利用することで、子どもの多動性・攻撃性が減少し、母親の負担感やストレスも大きく軽減されることがデータで証明されています。私たち専門職の関わりは、確かな力を持っているのです。
国が掲げる「初めの100ヶ月の育ちビジョン」では、以下の5つを柱としています。
- 子どもの権利と尊厳を守る
- 安心と挑戦の循環で、ウェルビーイングを高める
- 誕生前から切れ目なく育ちを支える
- 保護者のウェルビーイングも全力で支援する
- 地域みんなで子どもを見守る「厚みのある社会」をつくる
家庭という密室から子育てを開放し、地域社会全体で子どもを育む「こどもまんなか社会」へ。
その架け橋となるのは、日々最前線で子どもや保護者と向き合う皆様です。
本講習会で、そのための具体的な一歩を共に学びませんか?
【お申し込み・お問い合わせ】
📱 オンライン予約はこちらから! オンラインで手軽にご予約いただけると、
私たちがとっても喜びます! https://forms.gle/oXwCxtsD1VPkx1Ut6
📞 お電話でのご予約・ご質問も大歓迎です! お気軽にお問い合わせください。
090-6073-2413(担当:佐藤仁志)詳細は以下のホームページで
https://satohitoshi.info/2026/04/22/1-297/
0~2歳児の「わくわく発達学」 支援者向け チラシ PDFダウンロード
## 1. 重要なキーワード
講演の核となる専門用語や概念です。
-
初めの100ヶ月: 妊娠期から小学1年生までの期間。生涯の幸せ(ウェルビーイング)の土台となる重要な時期。
-
愛着(アタッチメント): 特定の大人(養育者)との間の特別な情緒的結びつき。これが「安心安全を感じる力」の源となる。
-
安心と挑戦の循環: 「気持ちを受け止められて安心する」ことで「新しいことに挑戦できる」という、こどもの成長に不可欠なサイクル。
-
意見の表明権(こどもの権利): わがままやイヤイヤではなく、こどもが自らの意思や「嫌だ」という感情を伝え、尊重される権利。
-
自己肯定感 / 自尊感情: 「私はいい子だ」と思える感覚。寄り添いと愛着形成によって育まれる。
## 2. 心に刺さる言葉(名言・金言)
こどもへの接し方や、育児の捉え方をハッとさせてくれる印象的なフレーズです。
-
「『〜しなさい』と一方的に行わせるより、『拭いていい?』と気持ちを聞くということは、こどもを人として大切にするということ。」 (日常の些細なお世話も、こどもの権利と尊厳を守る行為であるという気づき)
-
「気質は生まれ持ったもの。性格は環境で作られる。」 (親や周囲の大人の関わり方が、こどもの育ちに直結するという責任と希望)
-
「大人のスピードではない、ゆったりとしたリズムは、情報処理できる世界と近い。」 (こどもにはこどものペースがあり、それを急かさないことの重要性)
-
「何もないのに不思議と思うなんて、と気持ちを受けとめる。」 (大人には些細なことでも、こどもの「五感をフル動員した探究心」を面白がり、共感する姿勢)
-
「やりたいことができる。して欲しくないことは『嫌』と言える。『〜して欲しい』と言える。これが安心安全の保証。」 (こどもの権利とウェルビーイングの究極のゴール)
## 3. 論点整理(講演のメッセージと構造)
講演が伝えたかった核心を、5つの論点にまとめました。
① 「初めの100ヶ月」は社会全体で守り育てるもの こどもは生後間もない頃から五感をフル活用し、周囲の環境から猛烈な勢いで学習しています。この時期の豊かな遊びと体験(泥んこ遊びなどの自然体験含む)は、免疫力向上だけでなく、想像力や社会性の基盤となります。だからこそ、家庭内だけでなく社会全体でこの時期を支える必要があります。
② 「愛着(アタッチメント)」があらゆる発達のスタート地点 乳児期に特定の大人から無条件に受け入れられ、「自分は守られている」と実感できること(愛着の形成)が、他者への基本的信頼感を生みます。これが不足すると、他者の言動を攻撃と捉えやすくなり、将来的な不登校や対人トラブル(いじめ等)の根本原因になり得ると指摘されています。
③ イヤイヤ期は「意見表明」の第一歩 1〜2歳児の「イヤイヤ」は単なる反抗ではなく、「自分でやってみたい」「これは嫌だ」という自己表現の始まりです。大人が「嫌だったね」「パズルがしたかったんだね」と気持ちを代弁し受け止めることで、こどもは「考える習慣」と「自分の気持ちを言葉にする力」を獲得します。
④ 「安心と挑戦の循環」がウェルビーイングを高める 「自分の気持ちを大切にしてもらえる」という安心があるからこそ、こどもは少し難しいこと(オムツからトイレへの移行など)に挑戦できます。この循環を繰り返すことで、「私はいい子だ」という自尊感情が育ち、やがて相手の気持ちにも気づける(協調性を持つ)人に成長します。
⑤ 「こどもの権利」は日常の対話の中にある こども基本法やこどもの権利条約は、遠い国や深刻な事件だけのものではありません。「おむつ替えていい?」「今はご飯食べたくないんだね」と、日々こどもの意思を確認し、一人の人間として尊重すること自体が「こどもの最善の利益」と「意見の表明権」を守る実践です。
