異例の大抜擢、筒抜けの機密情報。そして「身内」で固めた調査委員会—— 私たちのまちは、このままでいいのでしょうか?
市民の皆さん、そして関係者の皆さん。 まずは先日、6月2日に結審した裁判について、ご報告させてください。
たった1回で終わってしまったこの裁判。しかし法廷では、検察から事件の生々しい背景が次々と語られました。メモを取りながら法廷でのやり取りを聞くうちに、私の中で拭いきれない疑問と危機感が大きく膨らんでいきました。
これは単なる個人の犯罪ではありません。私たちの市政に巣食う「深い闇」、その核心について、どうか皆さんと一緒に考えていきたいのです。
1. なぜ「異例の大抜擢」は起きたのか?
事件の主人公である立石被告。実は彼、元々は工事経験がなく、なんと建設業者から直接仕事を教わっていたそうです。それにもかかわらず、役所の常識ではあり得ない大抜擢で「建設部長」という要職に就任しました。
検察側の詳細な見立てによれば、彼は「業界からの信頼を失えば、自分の地位も失ってしまう」という強い恐怖心に縛られていたとのこと。つまり、彼をその地位に押し上げた背景には、建設業界の強い力があったと推測せざるを得ません。 ここが単なる事件の入り口ではなく、癒着を生み出した「爆心地」だったのではないでしょうか。
2. 完全に崩壊している市役所の「ガバナンス」
検察がこだわっていたのは、これが「魔が差した単発の漏洩」ではないという点です。
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管轄外の情報を入手: 建設部長が、自分とは無関係な「教育部」の入札情報を探り当てる。
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筒抜けのシステム: 財政課に聞き出せば、簡単に参加業者が分かってしまう。
こんなことが現実に行われている時点で、市役所のガバナンス(組織統治)は完全に崩壊しています。市長は「優秀だから抜擢した」と説明していますが、それで納得できるでしょうか? 背景には、官製談合を日常的に生み出し、それを維持する「構造的な病理」が存在していると疑わざるを得ません。
3. 市長がトップの委員会で、本当に真相は暴けるのか?
一人の人間がなぜここまで暴走できたのか。この「組織の病理」を徹底的にメスで切るには、完全に独立した【第三者委員会】が不可欠です。
ところが現在、弥富市が進めているのは「市長自身が委員長を務める委員会で全容解明する」という方針です。当事者のトップが自ら調査して、本当に客観的な事実が明るみに出るとお感じになりますか?
議会の反発によって「3人の外部委員(弁護士や学者など)」が追加されることになりましたが、彼らはあくまで「意見を言うだけ」。最終的な決定権も採決権も持っていません。最終報告書をまとめるのは、あくまで市長トップの委員会なのです。果たしてこれを、真の第三者委員会と呼べるのでしょうか。
4. なぜ議会は、この「お手盛り体制」に賛成したのか?
5月29日の調査特別委員会で、私はこの体制に強く反発しました。 「外部委員は意見を言うだけで、最終決定は市長が行うのですよね?」と念を押し、明確に反対の意を示したのです。
しかし、不可解なことにそのまま採決となり、私(および同会派の加藤明義議員)を除いて、他の委員の皆様(江崎委員長、平野副委員長、堀岡議員、平井議員、伊藤議員、横井議員、板倉議員)は、揃ってこれに賛成されました。 一体どのようなお考えがあって、この体制で真相究明ができると判断されたのか。私には全く理解できません。皆さんは想像がつきますでしょうか?
5. 彼らが待っているのは、私たちの「無関心」です
これほど数々の疑問が残る中でも、市長も、副市長も、そして議会の多数派も、淡々と調査を進めようとしています。 その最大の理由は、もしかすると「市民の皆さんが静かだから」というところにあるのではないでしょうか。
現在、特別委員会の8人のうち、反対の声を上げているのは私たち会派のたった1人という状況です。このまま私たちが何も言わず、皆さんの無関心が続いてしまえば、「ほとぼりが冷めるのを待てばいい」と、すべてが曖昧なまま終わってしまうでしょう。
私は、現在の「市長トップの委員会」を白紙に戻し、完全な独立性と決定権を持った真の【第三者委員会】を設置すべきだと考えています。
弥富市の未来のために。 この市政の深い闇について、どうか皆さんも関心を持ち、一緒に声を上げてみてはいただけないでしょうか。