崖に向かってアクセルを踏むな。弥富市を救う「4年間の解体修理」と「大政奉還」
これからの4年間をかけて、弥富市政の「オーバーホール(解体修理)」を有効に進めるために、どうしても必要なものがあります。
それは、今の市役所の組織体制に欠けている「もう1つの重要なピース」です。
副市長級の「コミュニケーション促進担当」を置く
現在の「市長・副市長・職員」という体制のままでは、真の改革は進みません。
欠けているピースとは、副市長と同格の「コミュニケーション促進担当(ファシリテーター)」の存在です。
この役割は、政策を立案したり執行したりすることではありません。
市長や副市長、そして全職員に対して「市民や議会との正しいコミュニケーションの取り方」を徹底的にトレーニングする専門家です。
現代の行政は、市民が生まれる前から亡くなった後まで、生活のあらゆる面を支える非常に複雑なものです。
「なにかを売った、買った」というような単純な話ではなく、メリットとデメリット(功罪)が複雑に絡み合っています。
だからこそ、たった1人の市長が選挙で耳障りの良い公約を掲げ、それをトップダウンで押し付けるような単純なやり方では、今の行政は絶対に成り立ちません。
真のオーバーホールは「現場からの自浄作用」でしか成し得ない
では、どうやって市役所を解体修理するのか。
外部の人間がやって来て「ここがダメだ」と指摘しても全く意味がありません。
それぞれの部、課、係の単位で、職員全員が自らの手で、自分の担当部署の「サビを落とし、膿を出し切る」必要があります。
自発的に組織をオーバーホールする仕組みを作らなければ、意味がないのです。
全員が「本気で解体修理しなければ」とエンジンがかかるまでに1〜2年はかかるでしょう。
だからこそ、この改革には丸々4年間という時間が必要なのです。
情報の「完全ガラス張り」と市民への「大政奉還」
正しいコミュニケーションの大前提となるのが、情報の完全なガラス張り(オープン化)です。
情報を隠したまま、あるいは一部だけを見せて話し合うのは、単なる「恣意的な誘導」に過ぎません。
絶え間なく情報をオープンにし、双方向のコミュニケーションをとる。これが意味することは、「大政奉還」です。
行政の主役は市長でも、市役所でも、市議会でもありません。
裏で隠然たる影響力を持つ一部の団体や、官製談合事件で明るみに出たような一部の建設業界でもありません。
主役はあくまで「市民」です。
すべての入札やお金の使い方を完全にオープンにし、主権を市民の手に取り戻す。
それが私の目指す本当のオーバーホールです。
沈没直前のタイタニック。今は「アクセルを踏む時」ではない
これを本気でやらないということは、どういうことか。
今の弥富市は、「ブレーキもハンドルも壊れたポンコツ車」です。
市の神経系は機能しておらず、燃料(貯金)は底を突き、車体には重い荷物(借金)が山積みになっています。
そんな状態で、次の市長が「あれもやります、これもやります」と借金頼みで公約を掲げるのは、崖に向かって思い切りアクセルをふかすようなものです。
あるいは、氷山にぶつかって沈没する直前のタイタニック号で、さらに速度を上げるような狂気の沙汰です。
北海道拓殖銀行や山一證券が破綻した時を思い出してください。
大負けして破産する直前というのは、得てして景気の良い話ばかりが飛び交うものです。
貯金ゼロ・借金まみれなのに「あれもこれもやる」という言葉の裏にある危機に、私たちは気づかなければなりません。
いったん車を止め、すべての部品をバラす覚悟を
だからこそ、誰にハンドルを握らせるかが重要です。
いま選ぶべきリーダーは、調子の良い公約を並べる人ではありません。
「いったん車を停止させ、すべての部品をバラして解体修理する」という、痛みを伴う決断ができる人間です。
もし、この危機感を持たずに「今まで通り」の市長を選んでしまえば、市民は莫大なツケを払わされることになり、極端に言えば「弥富市から逃げ出した方がいい」という最悪の結末を迎えることになります。
どうか市民の皆さんの厳しい目で、この弥富市を根本から立て直すための「真のリーダー」を見極めてください。