3月16日(月曜日) 午前10時から 本会議(議案質疑)で質問しました
12分から25分です
① 第1号議案 歴史民俗資料館管理運営事業
歴史民俗資料館を保健センターの移転に伴い図書館棟の1階に移転させる計画について伺う。
公共施設再配置計画では、昭和60年(1985年)に建設された図書館棟は、建設後35年が経過し、第1期で、図書館と市民ホールの40年間隔の大規模修繕が予定されている。
弥富市役所本庁舎に隣接する図書館棟は、市外から転入された市民や弥富市を初めて訪れる市民だけでなく、市役所を訪れる市民にとって最も好都合な場所にある。
公共施設再配置計画に示されているように、今後厳しい財政状況の中で公共施設の再整備については、その目的、機能、利用対象者、事業効果等を総合的に検討し厳しく精査をして取り組んでいく必要がある。
また可能な限り複合化を進めることによって、施設の効率を高め、市民にとってより利用しやすく、行政効果を発揮させる必要がある。
本庁舎のすぐ隣という最も重要な場所に、文化と観光、まちづくりの機能を持つ、まさに弥富市の顔とも言える市民利用施設の位置にあるのが現在の図書館等棟である。
二階の図書館や三階の市民ホールと総合的に連携し、図書館棟全体の顔となるのがこの図書館等の1階である。
歴史民俗資料館からの聞き取りによれば、床面積の半分が収蔵庫ということであるが
これほどの重要な場所においては、従来の展示だけでなく様々な市民交流の仕掛けが必要であり、歴史民俗を狭く捉えるのではなく、現在の弥富の生き生きとした文化や産業やまちづくり、未来の子供たちへのメッセージも含めた形で、単に展示スペースではなく市民交流の場が必要であると考えられる。
公共施設再配置計画の試金石となるプロジェクトであり、まずは市役所の若手職員を始めとして各部署が横断的に弥富の顔となるこの図書館棟全体についてあるべき姿を検討していただきたい。
商工会や観光協会をはじめ様々な弥富市でまちづくりにかかわっている団体の活躍の場として、どのような交流ができるのか、関係団体も一緒になって真剣に検討する場を作るべきである。
今後の公共施設の長寿命化、再配置の個別計画を検討するときのノウハウを強化することになると考えられる。
この点について市長のお考えをお伺いしたい
② 第1号議案 資産税賦課事務事業
現在の社会、経済そして行政組織を支える鍵は情報、特に地理情報が重要である。
3年に1回の航空写真による写真撮影は弥富市の現状を把握するためにとても有効な情報である。
現状では、税務課の窓口でのみ、写真地図情報について様々なことが読み取ることができるが、あらゆる面で弥富市の行政に活かせるべきである。
特に、災害時において、被害調査をより早くより的確に効率より正確に収集するために、この写真地図情報は現地を調査する上でとても有益である。
例えばドローンで撮影したとしても、現場の被災する前の状況と対比できなければ災害の状況を正確に把握できない。
また現地を歩いて調査する場合でも都市計画基本図や住宅地図程度の情報量に比べて、写真情報は、はるかに有効である。
また現在危機管理の面から町内会単位でハザードマップの作成が奨励されているが、一般市民にとって都市計画基本図の地図情報はとてもわかりにくい。写真地図は非常にわかりやすく様々な情報が読み取ることができる有益な地図である。
一方、公共施設の長寿命化の中で、インフラ系の施設として道路水路等の台帳整備が必要になってきているが、この写真地図情報は相当量の情報を持つデータベースと言える。
この写真地図情報は道路水路のメンテナンスのための情報に生かすことができ、長期的な見通しに生かすだけでなく、現在の繁忙な業務のためにも生かしていただきたい。
課税の適正化を目的として航空写真が撮影され、地図情報が更新されるが、防災や公共施設管理の観点から有効活用を検討していただきたい。
この点について総務部長のお考えをお伺いしたい
③ 第1号議案 観光振興推進事業
弥富市民にとって弥富市が観光地というイメージはほとんどないと考えられる。しかし、多くの弥富市民が各地に観光し、多くの交流を持ち、文化的にも産業的にも様々な交流とイノベーションを生み出している。
人間は観光をする動物であると言っても良いのかもしれない。つまり、何か特別な観光資源がある必要はなく、人と人が触れ合うきっかけが観光であり、自分が拠点を構える地域が持つ歴史的文化的なポテンシャルを、自覚的に育てて発信することが観光の要と言える。
そして自分のアイデンティティーつまり個性を自覚的に発信し、関係者を広げていくということが観光であり、いわゆる関係人口を広げていくことがまちの発展と持続性にとって欠かせない。
最近の各市の観光協会は、旧来の神社仏閣等の古いカテゴリーの観光資源にとらわれずに、その地の魅力の発掘に努め、その市内の人々のが、その地域のアイデンティティーを高めるところからスタートし、その地域の人々が誇りを持つことによっておのずと観光都市としての発展の原動力となっている。
以上の点で歴史民俗資料館との連携も含めて、あるものを見せるのではなく今ある人々の市民の生活や産業や文化を活性化する観光協会であって欲しいと考える。
単なるイベントを行う観光協会ではなく、まちを活性化させる点でまちづくりを視野に入れた今後の観光協会のあり方と機能、関連団体との連携についてどのように考えているか商工観光課長のお考えを伺いたい。
弥富市観光協会に助成する、事業の狙いの説明と、観光協会の体制検討を説明していただきたい