令和4年3月議会 令和4年度弥富市一般会計予算について 反対の立場で討論しました

令和4年3月議会 令和4年度弥富市一般会計予算について 反対の立場で討論しました

弥富市議会公式動画はこちらから

(討論原稿です)

議案第1号 令和4年度弥富市一般会計予算について 反対の立場で討論します。

本予算に、JR名鉄弥富駅自由通路に関する予算が計上されていることと、下水道会計に対する負担金が依然として多いことが主な理由です。

予算編成について、十分に精査がされていません。

民間事業者の会計は予算よりも決算が重視されますが

公共団体は予算が重要です

議会が認めた予算以外には1円たりとも執行することができません

皆さんから集めたお金を、どういう目的で、どう使うか。どういうところに配分するのか。

すべての事業について、原因、現状分析、どうあるべきなのか、実現する方策に、様々な制度について、意見を戦わせ、比較分析した上で予算編成するのが真っ当な行政組織です。

編集の編、成熟の成で編成、予算の編成です。

再三質問していた、財政と企画政策が一緒に、事業担当課の予算をヒヤリングすることが、昨年から始まったことは、評価しています。

今後は、他都市で行われている、予算編成過程を市民に公開したり、

岩倉市のように予算案をインターネットに公開し、意見を募集した上で議会に図る、ように改善してほしいと思います。

しかし、JR名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化の予算に象徴されるように、事業の仕分けができていません。

公共団体が主体となるべき事業なのか、

民間が主体となるべきか、

民間主体で公共団体は支援するべき事業なのかの仕分けができていません。

民間支援型として、民間区画整理事業の設立のための設計費なども計上されていますが、

民間の事業に対して、どれだけの支援をするのかの理論的な整理も、限度額も決めないまま漫然と進めています。

かつて、長野県知事が、ダム事業の事業費が、当初の予定額の何倍にもなっていることを部下に咎めたところ、

県の幹部は、そんなこともこの新米知事は知らないかといったふうに

「小さく始めて大きく育てるのが公共事業の旨味」と返したそうです

そのこころの声を翻訳すると、金額が大きいと反対される。

小さい金額でも効果は絶大、県民が堤防整備の方が安いと言ってきても、それはお金も、時間もかかるからできません。他の方策はありません。

といっておけば、県民は喜んで知事さんを再選させるでしょ。

後は理由を付けて大きくすれば、県としても予算は大きくなる、業者は喜ぶ、役人も出世できる、みんなハッピーじゃないですか。

これが以前の、人口増加期の公共事業の実態でした。

今回も良く似た話だと思いませんか?

しかし、これからは、人口減少期です。今言ったようにして、無駄に大きな公共施設が複数建てられたストック、不良債権が積み上がっています。

その借金返済と維持管理と更新が、これから減っていく小さな肩にのしかかっています。

弥富は違う、と言いたいのでしょうが

弥富も、25年ぐらい前から、肝心の65歳未満の人口が目に見えて減っています。

近鉄弥富駅の利用者も、橋上化した25年前、一日約1万6千人が今や1万2千人、4分の3、弥富市の少子化と同じカーブをたどっています。

下水道事業も着手した時の「絶大の費用対効果」はどこかへ行ってしまって、利用料を負担する人口が減り続けるなかで、未だに新規工事をやめない。

だれが尻拭いをするのでしょうか。

4年ごとの選挙で入れ替わる市長や議員でなく、尻拭いは住み続ける市民です。

逃げ出せばいいという市民の意見も聞こえてきていますが。

そこで、予算編成は行政職員全員が、市民に対して責任を持つ気構えが必要です。

 

行政職員は以下のような宣誓をしています

「私は地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います。」

地方自治法は「地方自治体は、その義務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、

最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」

地方財政法は「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない。」と規定しています。

JR名鉄弥富駅関連と下水道に対する支出の予算は、法令に違反していると思います。

どうか、市民に公開し、議会できっちりと議論ができるような、

費用負担のありかた、費用対効果について、

具体的な検討を組織的にやり直すべきです。

せめて、来年度の予算編成においては、

まっとうな行政組織としての予算の編成を行っていただく事を願って

反対討論とさせていただきます。

 

« »