数合わせとしての学校統廃合にとどまらずに
そもそも、統廃合対象校に限定せずに教育の質を高めるべきではないかという視点です。
たとえば名古屋市においては、都心過疎といわれ、既に何年も前から小中学校の統合が進められています。
同時に、名古屋市教育委員会が主導して、各学校現場が特色ある学校作りをしていくための、
名古屋市教育委員会としての総合的な様々な取り組みが進んでいます。
統廃合の対象にかかわらず取り組みが行われ、例えば東桜小学校の「主体的に学ぶ東桜っ子の育成 」などが注目されています。
こんなのをこどもがいる家庭が見せられると、東桜小学校区に引っ越したくなります。
また統廃合小学校に関しては、地区住民における話し合いの場を持ったり、統合に当たって校舎を一新するだけでなく、様々な学校の魅力作りの取り組みが行われています。
そもそも、日本の学校教育の形、学びの場のあり方自体が世界的に見ればガラパゴスです。
「6ヵ国転校生 ナージャの発見 The Discoveries of Nadya」キリーロバ・ナージャ(Nadya Kirillova)著、集英社インターナショナル、2022年
日本の一斉授業の方式、様々な学校制度というものが、
自分たちはそれで育ってきたので、
これが世界標準であるかどうかについて別に自覚があったわけではないのですが。
次に、民間のサイドで学校の統廃合問題を取り上げているページがありここに、全国の動きがかなり詳しく整理されています。
世界的に言えば教育のあり方というのは、世界的に言えば日本の学校の規模は大きすぎる、
1校100人以下が世界的には普通だということを、このページでは主張しています。