弥富駅事業に赤信号?「補助金半減」でも止まらない、市税投入の暴走
弥富駅の自由通路整備をめぐり、市議会で激しい論戦が交わされました。最大の争点は、当初あてにしていた**「国の補助金」が予定の約半分しか降りなかった**という衝撃の事実です。
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穴埋めはすべて市民の借金: 足りない約4,400万円は、私たちの税金や市の借金で補填されます。
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「丸投げ」のツケ: 鉄道事業者任せの計画で、経費削減の交渉すら行われていない実態が浮き彫りに。
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噛み合わない議論: 「財政リスクをどう回避するか」という具体的な質問に対し、市側は「頑張って要望する」という精神論に終始。
「計画ありき」で突き進む市の姿勢。このままでは、将来の福祉や防災予算が削られかねない危機的状況です。
「もらえるはずの補助金が消えた」のに、豪華な駅舎を建て続けますか?
弥富駅の整備事業で、見通しの甘さが露呈しました。「国の補助金で半分賄う」という約束が崩れ、不足分を市民の財布から出すことが決まろうとしています。
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なぜ、もっと安くできなかったのか? 全面ガラス張りの豪華な設計など、削れるコストはあったはず。しかし市は「鉄道事業者に任せている」と、コストカットの努力を放棄。
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踏切整備の方が良かったのでは? 市民が本当に望んでいたのは、高価な自由通路ではなく、身近な踏切のバリアフリー化ではなかったか?という疑問も。
「他所がやっているから」という理由で、身の丈に合わない買い物(公共事業)を続ける弥富市。そのローンを払わされるのは、私たちと、その子供たちです。
「見積もりの甘さ」を市民の税金で埋めるな!弥富駅事業、驚きの実態
【論戦のポイント:ここが問題!】
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補助金カットの衝撃: 国の評価は「半分以下」。これ以上、国の補助金をあてにする計画は「絵に描いた餅」です。
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コスト意識ゼロ: 「鉄道事業者を信頼している」という名の丸投げ。1円でも安くしようという、市民への誠実な姿勢が見えません。
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議論を拒む市長: 財政リスクを問う声に真摯に答えず、議論は平行線のまま強行突破。
「小さく始めて、借金で大きく育てる」――。 そんな旧態依然とした公共事業が、弥富市の財政をいま、確実に蝕んでいます。
議案第32号:弥富駅自由通路の整備について(反対討論)
(要旨)計画の見通しの甘さと市民負担の増大を問題視。国からの補助金が想定より少なかった分、市民の税金で補填されることに同意できないと述べています。また、市民が本当に必要としていたのは自由通路ではなく踏切の整備だったのではないかと疑問を呈し、市が事業を鉄道事業者に「丸投げ」し、経費削減努力を怠っていると指摘しています。
以下 討論内容
この事業の財源計画と整備内容には、重大な問題があります。
- 国からの補助金不足は市民の負担に
この事業は国の補助金で事業費の半分が賄われるはずでした。しかし、内示された補助金は約半額にとどまり、不足分は市民の税金、つまり市の借金で賄われます。これは、市民の税金が福祉など他の重要な事業から削り取られることを意味します。市民に負担を転嫁する計画には同意できません。
- 自由通路は本当に必要だったのか?
そもそも市民が本当に望んでいたのは、特殊な自由通路ではなく、既存の踏切の整備ではなかったでしょうか。なぜ市が主体となって多額の費用を負担し、JRや名鉄が補助する形にならなかったのか疑問です。多くの駅では、簡易なバリアフリー化で十分な対応がされています。この事業は、本当に市民の利便性向上を目的としているのか、根本的な疑問を抱かざるを得ません。
- 国の補助金の見通しが甘かった
市の担当者は「満額は期待していなかったが、ここまで少ないとは思わなかった」と答弁しました。市長は「国に要望を繰り返すことで満額に近い額をいただきたい」と述べましたが、それは現実的ではありません。国の補助金は全国の自治体で分け合うものです。特定の市が熱心に陳情したからといって、他の自治体の補助金を削ってまで弥富市に回ってくることは社会通念上ありえません。市の見通しの甘さが招いた結果です。
- 業者への「丸投げ」と経費削減努力の欠如
この事業の最大の問題は、事業全体を鉄道事業者にお任せしてしまったことです。市が主導していれば、不要不急な部分を精査し、経費削減に努めることもできたはずです。市は「鉄道事業者を信頼している」と主張しますが、市民の税金を使う以上、市には徹底的に精査する義務があります。
市民への十分な説明もなく、市の経費削減努力も見られないこの事業に、私は断固として反対します。
弥富駅自由通路整備事業に関する議論の対立点
弥富市議会予算決算特別委員会では、JR・名鉄弥富駅の自由通路整備事業の予算補正について審議が行われました。この議論は、財政負担の増大を懸念し、事実に基づいた質問を繰り返す委員と、事業の必要性を強調し、計画通りに進めようとする市側との間で、答弁が噛み合わないまま進行しました。
委員の主張:事実に基づいた懸念
- 補助金の大幅な減額と財源の持続性への疑問
- 事実の提示: 国からの補助金が要望額の9,510万円から5,075万円に約53%に減額されたという具体的な数字を挙げ、その理由を問いただしました。
- 懸念: 減額の理由が国から示されていないことに触れ、「理由が分からないと対策が打てない」と指摘。また、今後も同様に補助金が減額され続けた場合、市の持ち出し分が増え、財政を圧迫するのではないかという懸念を示しました。
- 質問の意図: 補助金の減額という「事実」を受け止め、その原因を究明し、将来的な財政リスクを回避するための具体的な対策を求めています。
- 財源の適切な利用と事業費削減の可能性
事実の提示: 減額分を補うために、地方債(市債)や財政調整基金から充当することについて、「交付税措置率が低く、将来的な負担が大きい」と指摘。過去の答弁と矛盾する財源の利用方法に疑問を呈しました。
- 懸念: 「このままでは市民の負担が増える」と危機感を表明。市が財政力の高い自治体であるため、国から補助金を減らされるのは当然だとし、**「市として事業費削減の努力をしているのか」**と繰り返し問いかけました。
- 質問の意図: 市の財政状況を理解した上で、「とにかく計画を進める」のではなく、全面ガラス張りなど不必要な費用を削減する交渉を鉄道事業者と行うべきだと具体的な提案をしました。
市側の主張:計画の正当化と論点の回避
- 補助金減額の理由と対応について
- ずれた答弁: 「国の予算配分や要望額によって毎年度内示額が異なる」と一般論を述べるに留まり、今回の**大幅減額の具体的な理由については「不明」**と回答。委員が求める「対策」についての言及はありませんでした。
- 対立点: 委員が求めるのは「なぜ減額されたのか」という事実に基づいた原因究明ですが、市側は「来年度も頑張って要望する」という精神論で回答し、対立点が噛み合いません。
- 事業費削減の可能性について
- 論点の回避: 「事業は議会で議決されたもので、計画通りに進める」「鉄道事業者との契約でスケジュールが決まっており、事業を減らすことは難しい」と回答。
- 対立点: 委員は「計画の変更」や「事業費の削減努力」を求めているのに対し、市側は「計画通りに進める」という一点張りの答弁に終始しました。
- 「侮辱」発言: 佐藤委員の「私が国の役人の立場なら…」という仮定の質問に対し、市長が「国の立場での質問には答えられない」と回答し、委員が「侮辱だ」と反発する場面も見られました。これは、市長が委員の質問の意図(財政リスクへの懸念)を理解しようとせず、形式的な答弁に終始したために起きた対立です。
- 建設方法と機能について
- 論点の回避: 佐藤委員が「高架駅でなくても交通結節点の役割は果たせるのではないか」と問うと、市側は「自由通路を架けるには地平駅舎が支障になる」と回答。
- 対立点: 佐藤委員が「代替案の検討」を求めているのに対し、市側は「技術的に無理」と回答し、「高架駅でなければならない」という前提を覆すような議論には踏み込みませんでした。
討論と採決:議論の終結
最終的に、反対派の佐藤委員は、国からの補助金が満額こないことは分かっていたはずなのに、事業費削減の努力をしていない市側の姿勢を強く非難し、反対討論を行いました。しかし、賛成派の委員からは、財政的な厳しさを認めつつも、事業の必要性や民間の力を借りるメリットが強調され、最終的に賛成多数で議案は可決されました。
弥富市議会 令和7年6月定例会 予算決算特別委員会
日時: 令和7年6月定例会 場所: 全員協議会室 議題: 議案第30号「弥富市立保育所条例の一部改正について」およびその他
議事の開始
委員長: まず、事前に通告した委員より再質問がありましたら発言をお願いいたします。
横井委員: 都市整備課に質問します。1ページの防災課のところ、一番下から2行目です。これまで市側は予算編成方針で補助金を使って予算編成をするとしていたはずですが、なぜ当初予算編成時に財源を検討して一般財源で対応することにされたのかお尋ねします。
伊藤総務部長: ご答弁申し上げます。当初、本市といたしましては500万円以下のものについては補助金を充てることをしておりませんでした。今回、全体のバランスを見直す上で、500万円以下のものについても再検討することとさせていただいたものです。以上です。
横井委員: では、今後、令和8年度の予算編成では500万円の壁がなくなって、使える財源は使っていくという考えでよろしいでしょうか。
伊藤総務部長: ご見込みの通りでございます。
委員長: よろしいですか。
横井委員: はい。次に都市整備課のところですが、これは事業費は変化なしで補助率が変化したということになるのでしょうか。
三輪都市整備課長: はい。事業費の協定額自体に変更はございません。補助金の金額が変更になったものでございます。以上です。
横井委員: どれぐらいからどれぐらいになったのか教えていただけますか。
委員長: 都市整備課長、お願いします。
三輪都市整備課長: 令和7年度事業につきましては、補助対象事業費といたしまして1億9,020万円の2分の1となる補助金額9,510万円を要望しておりましたが、内示額として補助金額5,075万1,530円(53%)となったため、その差額を減額するものでございます。以上です。
横井委員: これは今後の課題ということですが、来年度以降にどういった影響を与えるとかっていうのは分かりますか。
三輪都市整備課長: 現在整備を進めておりますJR・名鉄弥富駅自由通路等整備事業は、国の補助金である防災安全交付金のうち、都市地域交通戦略推進事業のメニューを活用して整備を進めております。しかしながら、補助金の金額につきましては、国の予算配分や交付を要望する自治体数、要望額等により毎年度内示額が異なることとなります。防災安全交付金を活用した事業は、社会資本整備計画を策定し、その政策目的を実現するために、計画的な枠組みの支援の中で事業が執行されることとされております。しかし、国においても厳しい財源状況でございますので、要望通りに予算が確保されない場合がございます。来年度以降もできるだけ多くの補助金をいただけるよう考えておりますが、来年のことにつきましてはまだ未定でございます。
委員長: よろしいですか。
横井克典委員: はい、結構です。
委員長: その他、委員から質問はありますか。那須委員。
那須委員: 先ほど歳出の回答の中で、見込みが9,517万円で、53%減少したと言っていましたが、この回答によると8,870万円になっています。この違いは何なのかということと、減額の理由についてお伺いします。
三輪都市整備課長: 当初予算におきましては、先ほど那須委員がおっしゃった通り8,870万円でございましたが、交付申請をする際に補助金の要望額を精査した結果、少し増額が見込まれたものですから、その金額を増額したものでございます。
那須委員: それはそういうことだとして、当初から53%も減額された理由は何かつかんで見えますか。また、来年度以降も同じように5割減とされたら、自由通路事業の市費での持ち出しが多くなるのではないですか。その点についてはどうでしょうか。
委員長: 都市整備課長、お願いします。
三輪都市整備課長: JR・名鉄弥富駅自由通路等整備事業を進めるために、これまでも議会の方に事業計画についてご説明してまいりました。その際にも、交付金の減額等に応じて財源内訳が変動することをお伝えしております。来年度以降につきましても、補助金の額がもし減額となるようなことがございましたら、地方債を活用して事業を進めていくこととなります。また、内示額が低かった点につきましては、特に理由が国から示されておりませんので、その理由については不明でございます。以上です。
那須委員: 理由は示されていないということですが、理由を知らないことには対策を打てません。弥富市が試算した根拠として、なぜ減額になったのか、その理由をぜひ確認するようにしてください。以上です。
平野委員: まず細かいところを質問します。財源が交付金3,795万円減額された分を、補充として地方債で3,410万円、一般財源で385万円を充当していますが、この地方債の内容についてお伺いします。交付税措置率などについて教えてください。
三輪都市整備課長: 地方債のメニューといたしましては、公共事業等債と、公共施設等適正管理推進事業債を活用してまいります。それぞれの充当率としましては90%で、交付税措置率は公共事業等債が約22.2%強、公共施設等適正管理推進事業債が30%となります。公共事業等債は国庫補助金補助対象事業費のうちの市が負担する金額に充当され、その他補助対象外事業費に関しましては、立地適正化計画に基づく事業に充てられます。公共施設等適正管理推進事業債を充当してまいります。
平野委員: 一般財源385万円はどこから持ってくるのですか。
三輪都市整備課長: 一般財源につきましては、今回の補正予算の記載分が90%しか充当できませんので、残りの10%分が一般財源として残るということになります。
平野委員: 財調から持ってくるのか、公共施設の方から持ってくるのか、どちらか分かりますか。
委員長: 総務部長、お願いします。
伊藤総務部長: 財政調整基金繰入金から充当する予定でございます。
平野委員: この財政調整基金ですが、財政調整基金と公共施設整備基金に積み立てた際、市の答弁では公共施設整備に充てるため、公共施設整備基金から多く充当したいと言っていました。財調から持ってくるのは不自然に感じます。それから、もう一つ全体的な話ですが、那須議員も言ったように、当初46億円だった事業費が、12月議会で増額されて全体で55億円になりました。この財源は社会資本整備交付金が頼りですが、当初は3億円ほどもらえると見込んでいたのではないですか。ところが、蓋を開けてみたら8,870万円に対して53%減額の3,795万円の減額です。この減額幅が多くなってくると、非常に不安です。
三輪都市整備課長: 先ほど説明いたしましたように、現在は防災安全交付金のメニューを選択して事業を進めておりますが、より多くの補助金が交付されるメニューを選択しながら、今後も引き続き事業を進めてまいりたいと考えております。また、補助金が受けられなかった部分については起債を活用しますが、その起債についても交付税措置率を受けられる、できる限り有利なものを選択して事業を進めてまいります。また、これまでも交付金を活用した事業については市長から国へ財源確保を強く要望してまいりましたが、引き続き関係省庁に対して強く要望してまいりたいと考えております。
村瀬副市長: 今、都市整備課長からご答弁させていただいた通りでございます。社会資本整備交付金の増額については、来月早々にも国へ直接要望に行ってまいります。できる限り満額に近い額をいただけるよう、足を運び、実情をしっかりと伝えてお願いしていきたいと思っております。
平野委員: 私が質問する前に市長がそういう決意を表明していただき、ありがたいです。この事業は進んだ以上後戻りできませんので、市民のために、踏切をなくし安全性を確保するため、市長にはしっかりと国に要望をお願いします。以上です。
佐藤委員: 今の話の続きですが、私も補助金は申請したことがあるので、国が要望通りくれないことは驚きません。二つ質問したいのですが、本年度の執行額を抑えれば、補助金5,000万円に見合った程度で済ませ、残りの事業を翌年度に送るという方法は検討されましたか。
委員長: 都市整備課長、お願いします。
三輪都市整備課長: 事業費につきましては、鉄道事業者への委託工事ですので、スケジュールを組んで事業を進めております。現時点では、今年度の工事を減らして事業費を来年度以降に先送りすることは、鉄道事業者との話し合いの中では難しいと聞いております。以上です。
佐藤委員: 今の答弁では、鉄道事業者との調整によっては、今年度の執行額が減る可能性はありえないわけではないと理解しました。次の質問は市長への質問です。弥富市は財政力が高いので、国が限られた予算を配分する際、財政力の低い自治体を優先するのは当然です。陳情は当然していただくとして、全体事業費を抑える工夫を検討されますか。市長自らが鉄道事業者と調整しないと、このまま工事費が上がっていき、国は厳しい自治体を優先すると思います。全体事業費を落とす工夫を検討するお考えはありますか。
安藤市長: この自由通路整備事業は、議決をいただいた事業でございます。本市としましては計画通り進めさせていただきます。ご心配の件ですが、何度も足を運ぶことにより人の気持ちは変わるのではないかと考えております。きちんとした要望に対して、国にもお答えをいただきたいと思っておりますので、何度も行ってまいります。
佐藤委員: 今の答弁に対する再質問です。私が国の役人の立場なら、「金がないからくれ」と言う前に、「事業について精査しましたか」と問います。例えば、全面ガラス張りが本当にいるのかなど、見直すところはまだあるはずです。減額された分をコストカットする努力をしないと、弥富市民が負担することになります。鉄道事業者と協議し、事業費を減額する努力をされますか、されませんか。
安藤市長: 佐藤議員は弥富市の市議会議員であり、国の立場での質問にはお答えすることは難しいです。しかし、今後もJRとはしっかりと工事について協議し、できる限り歳出面を抑えてまいりたいと思っております。
