💥 安藤弥富市長「7年目にして初の市政報告会」!ビジョンなき政策・財政・対話なき、成果をアピールする場?
🚨 市長に欠けていた「経営者」としてのビジョンとミッション
就任7年目にして初めて開催されたわずか1時間の市政報告会は、弥富市の最高責任者としての市長のビジョンと問題認識の欠如を露呈する結果となりました。特に、対話への消極的な姿勢と政策の構造的な分析力不足が強く批判されています。
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報告会運営における根本的な問題点
市政報告会は、市民との対話ではなく、市長の一方的なアピールの場として設計されていたと見られます。
- 極端な時間配分:
- 報告会はたった1時間。
- 市長の「あれをやった、これをやった」という報告で50分が費やされ、市民からの質疑応答はわずか10分に制限されました。結果的には30分間の質疑応答でしたが。
- 情報公開の遅延: 開催告知は1ヶ月以上前にもかかわらず、当日のスライド資料の公開(市民が議論するために必要な前提知識)は開催のわずか4日前。市民に真剣に議論させる意図があったのか疑問が残ります。
- 目的の不明確さ: 市政全体を包括的に扱うには1時間は短すぎ、政策レベルの報告ではなく、「選挙向けのアピール」に近い内容でした。これは、市民の意見という「余計なノイズ」を排除するために時間を絞ったのではないかと疑念を抱かせています。
- 市長に欠けていた「経営者」としてのビジョンとミッション
最も問題視されたのは、市長が弥富市のトップとして、都市の将来性や構造的な課題について何も語らなかった点です。
| 欠如していた要素 | 具体的な問題点 |
| 将来のビジョン | 弥富市を「こうしたい」「こういうふうに引っ張っていきたい」という、市長自身のビジョンとミッションが市民に提示されなかった。 |
| 市役所運営の理念 | 市役所をどのように機能させ、組織として市民のためにどう動くべきかという「組織の舵取り」が語られなかった。 |
| 構造的な分析力 | 市民からの切実な課題(例:耕作放棄地、自治会機能の崩壊、最高裁判決に関わる水路の不法占拠の解決の問題など)に対して、その背景や弥富市全体への波及効果を市長自身が分析・認識している様子がなかった。 |
| 最高責任者としての姿勢 | 問題を全体的な市政課題として位置づけるのではなく、「苦情処理」や「村役場レベルの対処」に矮小化する姿勢に終始。システマチックな改善策や経営者としての受け止め方が微塵も感じられませんでした。 |
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時代認識と変革への意欲の欠如
現在、日本全体が人口減少、地球温暖化、生物多様性、そして米価高騰と農業生産をどうするかなどの厳しい現実に直面しています。
「立ち止まっていれば没落する」という時代の市長として、安藤市長の姿勢は以下のように映っています。
市長が行っているのは、「何か苦情があれば対処します」、あとは「粛々とやっています」という対応に過ぎない。
時代の変化や将来のリスクを先読みし、「変わっていかなければならない」という強いリーダーシップと変革への意欲が、この報告会からは全く見えませんでした。
市長のプレゼン資料は弥富市のHPからPDFでダウンロードできます(こちらをクリック)
📄 弥富市 市政報告会 分析と要点整理
この報告会は、安藤市長が7年間の市政運営について直接市民に報告する初めての機会であったにもかかわらず、市民の期待する「政策(何を改革し、何を達成し、今後の課題は何か)」ではなく、「施策(具体的な事業紹介や進捗報告)」に終始したという点で分析します。
🚨 全体を通しての根本的な問題
| 主な内容 | 評価の要旨 | |
| 報告内容の質 | 政策(課題分析、解決策の比較検討、費用対効果)の説明がなく、具体的な施設名や事業のPRに終始した。 | 「市政報告会」ではなく「課長レベルの施策説明会」であり、市長の役割(政策立案、執行管理)を果たしていない。 |
| 市長の姿勢 | 「私これだけやりました」というスタンスだが、それは市民の税金で実行したものであり、執行管理者としての「わきまえがない」能天気な態度。 | 政策決定や財政に対する危機感の欠如が露呈している。 |
| 質問への答弁 | 政策としての必要性を述べるべき場面で、言い訳や、その場限りの個別対応(例:耕作放棄地問題に対し「職員を派遣させる」)に終始し、政策として取り上げる姿勢が見られない。 | 「市長答弁」ではなく「村役場以下のクレーマー対応レベル」であり、論点が全く噛み合っていない。 |
🏛️ 各テーマごとの具体的な論点
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駅・まちづくり(JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業)
| 市長の説明要点 | 市民からの批判点と問題点 |
| 昭和25年頃からの悲願、バリアフリー化の実現。イメージ図を提示。東西の踏切交通量減少を期待。R6年度着工、R11年度末完成予定。 | 費用増大と財政圧迫の懸念が無視されている。当初46億円だった事業費が52億円に増え、今後さらに増える可能性について市長は「鉄道事業者からは聞いていない」と他人事の回答。 |
| 自由通路完成後、JR・近鉄間の約2.5ヘクタールで区画整理事業を検討中(地権者にはイメージを伝えている段階)。 | 重要事業に関する情報の透明性が欠如。何十億、場合によっては100億円を超える市の予算が投じられる事業でありながら、議会や市民全体への情報共有がなく、一部地権者との話だけで進めている無責任な姿勢。 |
| JR側が構内踏切を認めないため、自由通路だけを作ることはできない。中止すると多額の違約金が発生するため、国庫補助金などを活用して進める。 | 自由通路が目的であれば、橋上駅舎化にこだわる必要はなく、「自由通路のみ」で建設費を抑える政策的検討をなぜしないのかという市民の声(要望)に対し、まともな回答ができていない。 |
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学校・教育施設
| 市長の説明要点 | 市民からの批判点と問題点 |
| 小学校再編(よつば小学校): 少子化による複式学級化を防ぐため、R10年4月開校を目指す。スクールバスによる安全な通学を確保する。 | 説明が結果報告で終わっている。反対の請願や署名があった事実に一切触れず、「これで良いのだ」という説明責任を果たしていない。 |
| まちなか交流館リニューアル: 40年以上の老朽化対応。図書館の児童スペース拡充、商工会移転、キッチンカーが出せるイベント広場の整備。 | 政策的な位置づけが不明瞭。なぜ今、この施設のリニューアルが優先されるのか、他の老朽化した施設との優先順位についての説明がない。 |
| 空調整備: 総合社会教育センター(アリーナ)の空調を最優先(大規模避難所のため)。その後、小中学校体育館の空調を整備する。 | 防災拠点としての課題が無視されている。海抜0m地帯にある体育館(例:弥富・桜小学校)が、浸水リスクにより避難所として機能しない可能性について、市長の認識と対策が聞かれない。 |
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公共交通(きんちゃんバス、チョイソコやとみ)
| 市長の説明要点 | 市民からの批判点と問題点 |
| ちょいそこやとみ(デマンド交通): 予約制でドアツードアに近いサービス。目標値以上の利用実績(目標73人→実績73人超)と登録者数(2808人)で好調。 | 財政圧迫に対する危機感が欠如。この事業は年間1億円を超える市の財政負担を伴うにもかかわらず、その必要性、今後の台数増加による更なる財政負担、バス路線との関係について、単なる事業紹介で終わっている。 |
| 今後の見直し: 予約が取れない、日曜運行の要望があるため、半年後に検証し改善したい。 | 利用者の利便性の話に終始し、財政負担をどうコントロールし持続させるかという政策議論が全くできていない。 |
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福祉・保育
| 市長の説明要点 | 市民からの批判点と問題点 |
| 地域福祉: 8050問題やヤングケアラーなど、複合的な課題に対応するため、福祉総合相談窓口を開設した。 | 個別のメニューの紹介に終始し「人任せ」な印象。地域福祉を推進する主体が市ではなく、地域や社協であることを紹介しているだけであり、市長主導の「政策」として位置づけと全体像が語られていない。 |
| 弥生保育所の民営化: 4月の平島保育所の成功を受け、公立1園を残す方針で令和10年度から民営化を目指す。 | 保護者の不安の声に言及がない。保護者からの不安の声があるにもかかわらず、その対策について説明せず、「いい受け手が見つかります」という本来市が行うことを民間に丸投げする無責任な態度。 |
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財政・行政改革等(最も問題点が集中)
| 市長の説明要点 | 市民からの批判点と問題点 |
| 借金(公債残高)の質問に対し: 「今日ちょっとデータを持ち合わせておりませんのですぐお答えすることはできない」 | 危機感の欠如が露呈。自治体のトップである市長が、市の総借入額(一般会計・下水道会計合わせて約300億円)を把握していないのは企業経営者としても、市長としてもあり得ない失態。金利変動リスクも考えられていない。 |
| 将来負担比率: 95.4%で、国が赤信号とする350%と比べて「3分の1」と説明。 | ミスリードな説明。愛知県内で弥富市が最も将来負担比率が多い(借金残高が多すぎる)という客観的な事実を隠蔽し、国基準との比較で「大丈夫」と誤認させようとしている。 |
| 経常収支比率: 自由に使える財源が令和5年度の9.4億円から令和6年度の6.8億円に約3億円減少した。 | 問題の背景や対策の説明がない。財源が減少した背景と、今後どのように改善・回復させていくかという政策方針を語らず、「だから道路整備のお金がなくなりました」という言い訳(煙幕)に終始している。 |
| 開庁時間の見直し: 9時から4時に短縮。ただし職員は8時45分から5時15分まで勤務しており、効率化のためであると説明。 | 市民騙しの説明。これは全国の自治体が「サービス残業問題(朝の準備、夜の片付け時間)」に対応するため、ほぼ最後のグループとして導入したものであり、「行財政改革を頑張っています」とPRするのは不当。 |
🙋♂️ 質問・意見への対応(耕作放棄地問題)
特に、耕作放棄地の雑草問題に対する市長の答弁は、政策と施策を混同した最たる例として批判されています。
| 質問(市民) | 市長(安藤氏)の答弁 | 批判の要点 |
| 耕作放棄地の雑草が3mも伸びており、火災の危険がある。耕作放棄地問題に対する市長の政策を聞きたい。 | 「市の職員を派遣させます」「地主さんにアプローチするよう担当に指示する」 | 「クレーマー対応」レベル。市長がすべきは、地域全体の耕作放棄地の増加傾向を把握し、対策を講じる「政策」を述べること。個別案件に対し「職員を派遣する」という「村役場以下の個別対応」で答えるのは、市政報告会の趣旨を理解していない証拠。 |
🧐 市政報告会における説明責任の欠如と課題
弥富市市政報告会では、市民から重要な政策課題に関する質問が投げかけられましたが、それらに対する市長の回答は具体性や明確さに欠け、説明責任が十分に果たされていないと言わざるを得ません。特に、報告会の運営方法、大規模事業の費用、および地域コミュニティの基盤に関する課題への対応が不明瞭です。
📅 報告会運営と情報公開への疑問
市政報告会の「説明する気があるのか」という根本的な疑問は、以下の点に集約されます。
- 情報公開の遅れ: 10月6日に告知されたにもかかわらず、当日の資料のアップロードが11月18日と大幅に遅延しました。市民への情報提供に対する意識の低さが伺えます。
- 時間の配分ミス: 1時間という限られた時間の中で、市長による説明だけで50分が経過し、質疑応答の時間が極めて限定されました。
- 責任の所在: 安藤市政下で最初の報告会であるにもかかわらず、このような運営になったのは、安藤市長のリード不足か、あるいは執行部による不適切な示唆があったのか、その責任の所在が不明確です。
🏛️ 十四山中学校跡地問題:市民との約束を破り、民間へ「丸投げ」する無責任な姿勢
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📢 市民への約束と答弁の矛盾
| 約束・明言したこと | 報告会での答弁と問題点 |
| 白紙撤回と再検討 | 令和5年9月議会等で「案は白紙撤回し、やり直す」と答弁。 |
| 「民間任せ」の姿勢 | 「建物の利用を含めた民間企業からの問い合わせ提案がある。まだ決まっていないので、また決まったらお知らせする」と回答。 |
| 批判の要点 | 具体的な進捗やスケジュールを示さず、「民間提案待ち」の状態であることを示唆。これは、市民との約束や議会答弁を軽視していると受け取られかねません。 |
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🛡️ 市民・質問者からの鋭い指摘
この答弁に対し、質問者は市長の根本的なリーダーシップの欠如を指摘しています。
- 「丸投げ」批判: 跡地利用は本来、市が主体となって地域ビジョンに基づいて方向性を定めるべき政策課題であり、民間事業者に丸投げするものではない。
- 市長の不適切な言い訳: 市長は、この批判に対し「住民から提案がなかった」と、責任を市民側に転嫁するさらなる言い訳に終始しました。
- 露呈した無責任さ: 結局、市長は、住民という重要なステークホルダーに任せるのではなく、たまたま提案があった民間企業に公共資産の将来を委ねようとする無責任さを露呈しました。
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🎯 結論:市長としての役割と主体性の欠如
この一件は、安藤市長が最高責任者として、何をすべきかという役割そのものを理解していないことを示しています。
- 市長としての役割の放棄: 地域の将来に関わる重要課題に対し、自らビジョンを示し、政策を立案し、その実行の責任を負うという市長の基本的な役割を果たせていません。
- 根源的な疑問: 市長としての主体性や変革への意欲が見えないことから、「市長として何がやりたいのか」「結局は市長であり続ければそれでいいのか」という、その存在意義自体が問われる結果となりました。
💰 弥富駅周辺地区のまちづくり:費用対効果と財政への懸念
弥富駅周辺のまちづくり、特に自由通路整備事業は、市の財政に大きな影響を与えるにもかかわらず、その費用対効果と将来的な負担について市長は明確な回答を避けています。
- 事業費の膨張: 自由通路の建設費が50数億円にまで膨れ上がった経費に対する、市民への明確な説明がありません。
- 事業の根拠: 南北交流を促す目的とされるが、都市計画の説明では「一日300人」といった少数の利用見込みしか示されていません。これに対して数十億円の投資が本当に妥当なのかという疑問が解消されていません。
- 財政負担: 「今後、弥富駅周辺で、いったいどの程度の金が消えるのか」という厳しい質問に対し、コンパクトシティ論や、臨海地帯で稼いだ税収がどこへ消えるのか、そして都市計画税の扱いなど、内部での具体的な幹部検討状況について明確な回答がありませんでした。 *
📉 財政健全化と地域コミュニティの基盤に関する危機感の欠如
市の財政状況、特に地域社会の維持に関する重要な質問に対しても、市長の回答は極めて不十分でした。
- 財政問題への対応の不明確さ
- 厳しい財政指標: 令和4年の東海財務局や愛知県の概要で、弥富市の将来負担比率が県下で最低レベルという厳しい評価を受けているにもかかわらず、その事実の重みを受け止めた「的確な財政運営」に向けた具体的な対策や方向性が示されませんでした。
- 将来負担比率などを考慮した、的確な財政運営を目指すべきという指摘に対する具体的なアクションが不明瞭です。
- 自治会合併支援への無関心
- 深刻な地域課題: 南部の農村地域において、人口減少による自治会の維持困難(少ない軒数・人数で役が回ってくる)というコミュニティ基盤の崩壊に直結する問題が提起されました。
- 政策上の問題提起を無視: 「自治会同士の小規模な自治体同士の合併について市として支援をしてほしい」という、極めて重要な政策上の問題提起がされたにもかかわらず、市長および執行部の回答はほとんど意味不明であり、「現状と、対策の方向性」という最も知りたい核心的な情報が全く聞かれませんでした。
この姿勢は、市民生活の基盤を支える地域コミュニティの疲弊に対する危機感の欠如を示しており、重要な政策課題に対する市長のリーダーシップが発揮されていないと批判せざるを得ません。
