「止まった時計」が示す弥富市政の現在地
~3年間更新なき市長メッセージが語る「無作為」の罪~
- 「全身全霊」という言葉の空虚化
冒頭で市長は「市民の皆様のご期待に応えるべく全身全霊で市政運営にあたる」と述べています。しかし、市の顔である公式ホームページの市長挨拶が、任期(4年)の4分の3にあたる3年間も放置されている事実は、その決意がすでに形骸化していることを示唆しています。
- 批判点: 「全身全霊」とは、常に最新の情勢に向き合い、市民に語りかけ続けることです。3年前の定型文を掲載し続ける姿勢は、「就任した時点で仕事は終わった」という「地位への安住」と受け取られても仕方ありません。
- 「5つのお約束」の検証放棄(PDCAの欠如)
文中で掲げられた「5つのお約束(安全・安心、やさしいまち、生きがい、産業・観光、市民が主役)」は、3年経過した現在、どこまで達成されたのでしょうか?本来であれば、年度ごとに「進捗状況」や「新たな課題」をメッセージとして更新し、市民に報告すべきです。
- 批判点: 約束を掲げっぱなしにし、その後の経過を語らないのは、「言いっ放しの無責任政治」の典型です。現在、これらの約束が果たされている実感がない市民にとって、この古いメッセージは虚しさしか生みません。
- 「市民みんなが主役」というスローガンの矛盾
市長は「市民みんなが主役となるまちづくり」を掲げていますが、3年間メッセージを更新しないという行為は、市民に対する情報発信(説明責任)の放棄です。
- 批判点: 市民を主役と呼ぶならば、常に市民に対して「今、市はどうなっているか」を語りかける義務があります。一方通行かつ過去の言葉を放置する態度は、「市民は何も言わずに黙ってついてくればいい」という「行政主導・上から目線」の表れです。
- 危機管理意識とスピード感の欠如
この3年間で、物価高騰、能登半島地震などの災害、DXの進展など、社会情勢は激変しています。しかし、市長の言葉は「新型コロナ対策(第1期の実績)」で止まっています。
- 批判点: トップのメッセージが3年前で止まっている自治体に、突発的な災害や危機への対応能力(スピード感)があるとは思えません。これは「デジタル時代の広報戦略の欠如」であり、市の危機管理能力に対する不信感を招きます。
- 入札・教育問題との「根深い共通点」
この「更新されないメッセージ」は、これまで分析してきた「入札制度の遅れ(指名競争の温存)」や「教育現場への無関心(教育委員会任せ)」と根底で繋がっています。
- 共通点=「事なかれ主義(現状維持バイアス)」
- 一度決めたこと(入札業者、教育方針、HPの挨拶)を見直さず、変えようとしない。
- 「波風を立てないこと」が最優先され、「より良くしよう」という改善意欲が欠落している。
【結論】
この3年間放置されたメッセージは、「弥富市政の時計が令和4年で止まっている」ことの動かぬ証拠です。
市長に求められるのは、過去の所信表明を飾り続けることではありません。 「この3年間で何ができたのか、何ができなかったのか、そして残り任期で何を成し遂げるのか」 これをごまかさずに、自身の言葉で、今すぐに市民へ語りかけることです。
更新されないウェブサイトは、そのまま「更新されない(進化しない)市政」を映し出す鏡となっています。
市長就任(2期目)あいさつ
ページID Y1000584 更新日 令和4年12月2日 印刷
このたび、市民の皆様のご信任を賜り、引き続き市政運営を担わせていただくこととなりました。
改めてその責任の重さを痛感するとともに、市民の皆様のご期待に応えるべく全身全霊で市政運営にあたる所存でございます。
これまでの1期4年間では、「健やかに暮らせる、安全で安心なまち」「地域産業が元気で、生き生きと働けるまち」「人が行き交い、魅力と賑わいあふれるまち」の3つをスローガンに掲げて、新型コロナ対策、子育て支援を始めとする各施策に全力で取り組んでまいりました。
2期目では、引き続きこれまで進めてきた各施策のさらなる継続と発展を図ることはもとより、10年、20年先の「やとみの未来」に向けて、新たに「安全・安心な生活を守るまちづくり」「誰にもやさしいまちづくり」「生きがい、笑顔あふれるまちづくり」「産業・観光が元気なまちづくり」「市民みんなが主役となるまちづくり」の5つのお約束を掲げ、魅力あふれる弥富を市民の皆様と一緒に考え、創造してまいりたいと考えております。
結びに、市民の皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げますとともに、市政に対しまして、一層のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
令和4年12月 弥富市長 安藤正明
