「基準は満たしている」で、現場の悲鳴は消えますか?
〜保育士不足と民営化、弥富市が直視しない3つの現実〜
-
「国の基準」は免罪符?:何十年も前の古い配置基準を盾に、「十分足りている」と主張する市。現場の「もう一人ほしい!」という切実な声は届きません。
-
IT化だけで人は増えない:オムツの持ち帰り廃止や写真のネット販売は良いこと。でも、それは「業務削減」であって「人手不足の解消」ではありません。
-
民営化後の「質」は黙殺:公立だからこそできる手厚い加配や待遇。民営化後も同じ質を守れるのか? その問いに、市は沈黙しました。
「論点のすり替え」で逃げる弥富市の保育行政。
〜佐藤議員の「増員」要求 vs 市の「現状肯定」答弁〜
- 「人手不足」vs「基準クリア」
議員は「現場の限界」を訴えましたが、市は「国の基準より良い」と胸を張ります。基準自体が時代遅れであるという本質的な議論は避けられました。
- 「増員」vs「業務改善」
根本的な解決策である「保育士の増員」を求められましたが、市は「ICT導入などの業務負担軽減」で回答。対症療法でよしとしています。
- 「質の維持」vs「回答なし」
民営化でコストは下がっても、障害児への加配など「保育の質」は守られるのか? 不都合な真実なのか、市はこの懸念に一切答えませんでした。
👶 保育士さんを増やして! 👶
🛑 市は「足りている」の一点張り
古い国の基準を盾に、増員を拒否。
💻 IT化は「増員」の代わりにならない
機械に子守りはできません。必要なのは「人の手」です。
🤫 民営化の不安には「だんまり」
コスト削減の裏で、保育の質はどうなる?
「基準」ではなく「子供」を見てください。
保育現場の改善:佐藤議員の提案 vs 市の回答
| 佐藤議員の指摘 | 市の回答(はぐらかし) | 課題 |
| 「人手が足りない」 | 「国の基準は超えている」 | 現場の実感と乖離 |
| 「保育士を増やして」 | 「業務負担を減らします」 | 根本解決の回避 |
| 「民営化で質は守れる?」 | (回答なし) | リスクの説明拒否 |
「やっている感」だけの答弁では、現場も子供も守れません。
抜本的な処遇改善と増員を求めます。
弥富市議会令和4年12月定例会 一般質問 8分割のその7です
1. 「国の基準を超えた配置」で「人手不足」をはぐらかす
児童課長は、国の基準よりも多くの保育士を配置していることを実績として挙げています。これは事実かもしれませんが、「国の基準が時代遅れである」という根本的な問題や、「現場の職員が人手不足を感じている」という現実からは目をそらしています。
- 議員の指摘:
- 「根本的には人手不足が根本原因です。」
- 「国の定めた保育職員の配置基準が何十年も前に決めた基準であり大幅に不足しています。」
- 「子どもたちにせめてもう1人保育士を」という現場の声を紹介。
- 市側の答弁(はぐらかし):
- 「国の基準を超えた配置を行っております。」
- 「国が示す基準より4・5級上げた給与体系」
- 分析:
- 市側は「国の基準」という客観的な事実を盾に、「人手不足」という現場の主観的な現実から論点をずらしています。
- 「国の基準を超えている」という事実は、「それ以上の努力は必要ない」というメッセージに聞こえます。しかし、議員が指摘しているように、その基準自体が時代遅れであり、保育の質を確保するには不十分であるという本質的な問題には触れていません。
- 給与や休暇制度の改善も事実ですが、これらは**「人手不足の解消」に直接的に繋がる「増員」**とは別の問題です。給与を上げても、働く人が増えなければ人手不足は解消されません。
2. 「業務負担軽減」で「保育士の増員」をはぐらかす
市は保育士の業務負担を軽減する施策を挙げていますが、これは**「保育士を増やす」という根本的な解決策**を避けるための代替策と言えます。
- 議員の指摘:
- 「相変わらずマニュアルを整備するチェック表を作るような職員の負担のかかることばかりすすめられています。」
- 「根本的には人手不足が根本原因です。」
- 市側の答弁(はぐらかし):
- 「写真販売をネットプリントサービスに切り替え…」「使用済み紙オムツの自園回収処分を始めた」
- 「ICTを活用した保育所情報配信システムの導入を検討しております。」
- 分析:
- 写真販売や紙オムツ処理の負担軽減は事実であり、現場の改善に繋がることは間違いありません。しかし、これは**「保育士の業務量を減らす」という対症療法であり、「保育士の数を増やす」という根本的な治療**ではありません。
- 議員の「人手不足」という核心的な問いに対し、市側は**「業務改善」という別の事実**を並べることで、増員というコストのかかる施策から意識を逸らしています。
- さらに、「ICTの導入を検討している」という答弁は、具体的な実施時期や効果が不透明であり、「やっています感」を出しながらも行動が伴っていない可能性を示唆しています。
3. 「民営化後」の「保育の質」に関する懸念を無視
佐藤議員は、公立保育所では保障されている給与や人員配置が、民営化後に維持されるのかという重要な懸念を表明しています。しかし、市側はこれについて具体的な回答をしていません。
- 議員の指摘:
- 「移管後の民間ではですね、公定価格の範囲内でしか運用できない。」
- 「公立保育所と同等の職員が同等の保育ができるのか。」
- 「我々議会としてもしっかりと監視していく必要がある」
- 市側の答弁(はぐらかし):
- 民営化後の保育の質に関する言及なし。
- 分析:
- この質問に対し、市側は全く答弁をしていません。これは、「民営化後の保育の質は市の責任範囲ではない」、あるいは**「公立と同等の質を保証することは難しい」という市にとって都合の悪い事実**をはぐらかすための、最も効果的な方法です。
- 市側は民営化のメリットとして「コスト削減」を挙げていますが、その裏にある「保育の質の低下」というリスクについては、議論を完全に避けています。
このやり取りからは、市側が**「国の基準を満たしている」「業務改善をしている」といった事実を盾に、市民や現場が抱える「人手不足」や「質の低下」という本質的な課題から意図的に目をそらしている**様子が明確に読み取れます。
弥富市議会の公式動画はここから始まります(49:30から53:32までです)
次に保育現場の改善についてです全国的に保育所における事件不祥事が報道され市民にも不安が高まってますが、相変わらずマニュアルを整備するチェック表を作るような職員の負担のかかることばかりすすめられています。
根本的には人手不足が根本原因です。
保護者や保育関係者から子どもたちにせめてもう1人保育士をという声が出され、シンポジウムや要望活動が進められていますテレビ新聞でも報道されています。
書画カメラ19お願いします。

これはもっと本当に子供たちや保育者が困ってるってのを4コマ漫画でやったものでホームページ上でも見れますのでぜひ皆さんご覧ください。
そもそも国の定めた保育職員の配置基準が何十年も前に決めた基準であり大幅に不足しています。
現在の長時間保育や子供の保育者の環境変化に追いついていません。
2040年に弥富市に魅力があると実感できるために保育はとても重要な課題です国の基準に甘んじることなくさらなる保育士の配置や待遇の改善に取り組んでいる考えるかどうか。
具体的に何をするか児童課長に伺います。
(児童課長)
保育現場の改善についてお答えさせていただきます。
保育所職員の配置につきましては、発達の遅れが気になる児童に一対一で保育士を加配するなど、国の基準を超えた配置を行っております。
保育士の待遇につきましては、本市の正規職員の初任給は、行政職と同様に、国が示す基準より4 5級上げた給与体系となっており、会計年度任用職員につきましても、報酬や休暇制度を正規職員に準じた雇用条件に見直しを行っております。
保育業務の改善については、保育所長会および副所長会それぞれで随時検討を進めており、保育士に係る業務負担の軽減を図っております。
主な実績といたしましては、写真販売をネットプリントサービスに切り替え、写真の仕分けや現金の取り扱いをなくしたことや、保護者の要望を踏まえ、使用済み紙オムツの自園回収処分を始めたことで保育士の作業負担を軽減することができました。
また、ICTを活用した保育所情報配信システムの導入を検討しております。
デジタル化による情報配信や連絡体制を整備することで保育士および保護者双方の負担が大幅に軽減できるのではないかと期待しております。
(佐藤議員)
先ほどの給与の点もそうですが、やはりあの公立であることによって、保育士さんの給与待遇というのは確保されています。
民営化すると数千万円安くなるそうですけども、やっぱり移管後の民間ではですね、公定価格の範囲内でしか運用できない。
なので、先ほどおっしゃってるような一対一の障害時対応として職員を一対一で配置するようなことってのは、日の出保育所では移管後の日の出保育所できるんでしょうか。
おそらく保証の限りではないと思います。
今後ひので保育所がどんどん民間移管と言ってますけども、そういった点も含めてですね、本当に公立保育所と同等の職員が同等の保育ができるのか。
しっかりと課長さんたちが見ててほしいと思いますし、我々議会としてもしっかり監視していく必要があるんじゃないかなというふうに思います。
